WiMAXってBluetooth使えるの?メリット・デメリットと対応端末を解説

「WiMAXのBluetoothで、インターネット接続したい」
「WiMAXはWi-Fi接続だけでなく、Bluetooth接続もできるって聞いたけど、本当?」

上記のような疑問・お悩みを持って、この記事に辿りついたという方もいらっしゃることでしょう。

結論から言うと、WiMAXの一部端末WX05、W05などでは、Bluetoothを使ってのインターネット接続が可能です。

この記事では、WiAMXのBluetooth接続について、接続の方法からメリット・デメリットを詳しく紹介しています。

この記事を読めば、WiMAXのBluetooth接続について、注意点や知っておくべきポイントまでしっかり把握できることでしょう。ぜひご覧ください!

WiMAXでBluetooth接続は可能だが、最新端末は非対応

冒頭でお伝えしましたが、WiMAXの一部端末においてBluetooth接続は可能です。

参考:WiMAXの端末ごとBluetooth接続可否状況

端末名

メーカー

外観 Bluetooth
接続可否
通信速度
(下り最大値)目安

W06

HUAWEI

× 867Mbps

WX05

NECプラットフォームズ

440Mbps

W05

HUAWEI

758Mbps

L02

HUAWEI

× 1.0Gbps

HOME01

NECプラットフォームズ

× 440Mbps

現在(2019年8月)において、WiMAXプロバイダで入手可能なWiMAX端末は主に上記5種類となりますが、その中でBluetooth接続を可能としているのは、WX05とW05のみとなっています。

最新端末であるW06や、ホームルータータイプのL02やHOME01はBluetooth接続非対応になります。

ちなみに、Bluetooth接続対応可能としているW05はリリースから2年近く経っていることもあり、取り扱いしているプロバイダは多くありません。

つまり、現在「Bluetooth接続可能なWiMAX端末」を購入する場合、WX05一択になる、ということですね。

WiMAXルーター「WX05」スペック完全ガイド! WiMAXがさらに使いやすく

補足として、上記表には触れませんでしたが、旧式のWiMAX端末におけるBluetooth接続可能状況は以下の通りです。

メーカー 端末名 Bluetooth接続可否
HUAWEI

W01

W02

W03

×
W04
NECプラットフォームズ

WX01

WX02

WX03

WX04

NECプラットフォームズ株式会社製のWiMAXのほうが、よりBluetooh接続に対応していることが確認できますね。

中古ショップやAmazon等のECサイトで中古WiMAXをご購入される場合は、ご参考下さい。

そもそもBluetooth接続って何?

さて、一度ここでWiMAXにおけるBluetooh接続とは何かについて触れておきたいと思います。

「Bluetooh接続」とは、無線LAN規格のひとつです。

私たちが利用する無線LAN規格としては、Wi-Fi接続の方が一般的ですが、BluetoohはWi-Fiとは異なる接続方法になります。

Bluetooh接続のメリットについては次章で詳しく触れますが、まずおさえておきたい点としては「Bluetooh接続は、(他の無線LAN接続と比較して)バッテリー消費をかなり抑えられる」ことです。

ヘッドホンやイヤホン、腕時計等のウェアラブル端末の多くは無線LANによる接続方式にBluetoohを採用しているものが多いですが、それらはBluetoohの「バッテリー消費が少なく済む」利点を活用しているということですね。

WiMAXには接続方法が4つある

WiMAXは「Wi-Fi」「Bluetooh」「USB」「LANケーブル」と4つの接続方式が用意されています。ただし、Wi-Fi以外の接続方法は一部の端末に限られます。

前者2つのWi-FiとBluetoohは「無線」接続で、USBとLANケーブルは「有線」接続になります。

それぞれの接続方式の概要について、ざっと見ていきましょう。

Wi-Fiテザリング(Wi-Fi接続)

Wi-Fi接続は、WiMAXやポケットWi-Fiの利用において最も一般的な通信方式です。

それぞれのインターネット接続機器(WiMAX)ごとにID、パスワードを有しており、受信側のスマホ・PC・タブレット等でそのID・パスワードを使って受信を可能にします。

Wi-Fi接続の利点としては、「複数の機器への同時接続が可能」であること、その他「通信速度が速い」「電波の届く範囲が比較的広い」点が挙げられます。

一方、Wi-Fi接続を行う際はその機器のバッテリーの消費は早まり、消費電力がやや大きくなる点がデメリットにあります。

Bluetoothテザリング(Bluetooh接続)

Bluetooth接続は、送信側(WiMAX)と受信側(PC、スマホ、タブレット等)の機器を「ペアリング」して受信を可能にする接続方式です。

前述の通り、バッテリー消費を抑えての接続が可能ですが、同時接続数はWi-Fi接続と比べて少なくなります。また、通信速度や電波の届く範囲はWi-Fi接続とくらべてかなり劣ります。

USB接続

USB接続は、送信側(WiMAX)と受信側(PC、スマホ、タブレット等)の機器をUSBケーブルで繋いでインターネット接続する方法です。

「有線」でインターネット接続しますので、安定した通信速度を実現できる点がUSB接続のメリットと言えます。

WiMAX機器を充電するのに使うUSBポートを利用するので、1台の機器しか接続できません。

LANケーブル接続

LANケーブル接続は、送信側と受信側の機器をLANケーブルで繋いでインターネット接続する方法です。

USB接続同様、安定した通信速度を実現できますが、WiMAX機器にはLANケーブルを接続するポートがないため、クレードルを利用する必要があります。

また、クレードルには1つのLANケーブルポートしかないため、1台の機器しか接続できません。

WiMAXのクレードルは必要ない!WX05は自宅メインなら購入も有り

Bluetoothテザリング(Bluetooth接続)のメリット

ここからは、WiMAX利用時におけるBluetoohテザリング(Bluetooh接続)のメリット・デメリットについておさらいしておきましょう。

先にも何度か述べましたが、Bluetoohテザリング(Bluetooh接続)の唯一のメリットとしては、以下が挙げられます。

バッテリー消費を抑えられるので、長く利用できる

Bluetoothテザリング(Bluetooh接続)の省電力パフォーマンスは、「Wi-Fiテザリングの約1.3倍」と言われています。

その「1.3倍」の効果が具体的にどの程度になるかについて見てみましょう。

Bluetooh接続を可能とするWX05において、Wi-Fi接続した際とBluetooth接続した際の接続可能時間(バッテリーの持ち時間)は以下の通りです。

WX05におけるWi-FiとBluetoothでの接続可能時間比較

接続方法 接続可能時間
Wi-Fi接続

□ハイスピードモード:WiMAX 2+

・おまかせ一括(通信速度を優先):約8.1時間

・スタンダード:約11.5時間

・バッテリ持ちを優先:約14時間

□ハイスピードプラスエリアモード:WiMAX2+、4GLTE使用

・おまかせ一括(通信速度を優先):約8時間

・スタンダード:約10.5時間

・バッテリ持ちを優先:約13.3時間

Bluetooth接続

□ハイスピードモード:WiMAX 2+

約18時間

□ハイスピードプラスエリアモード:WiMAX2+、4GLTE使用

約16.8時間

Wi-Fi接続と比べ、Bluetooth接続は3.5〜10時間も接続可能時間が長くなります。

持ち運び可能なWiMAXはふとしたときに「充電が切れる」「充電の残りが少ない」といった状況になることが多いですが、Bluetooth接続を上手く使えば、こういった事態もうまく乗り超えやすくなりそうですね。

Bluetoothテザリング(Bluetooth接続)のデメリット

続いては、Bluetoothテザリング(Bluetooth接続)のデメリットについても見ていきましょう。

ちなみに、Bluetoothテザリングのデメリットはメリットと比べてややたくさんあります。

  • 通信速度が遅くなる(約1Mbps)
  • 通信可能距離が短くなる(約3m)
  • 最大接続台数は3台まで
  • 他の機器との電波干渉を起こすことがある
  • Wi-Fi接続との同時併用は不可

それぞれ、順を追って見ていきましょう。

通信速度が遅くなる(約1Mbps)

先にも触れましたが、Bluetooth接続においての通信速度はやや遅めです。

Bluetooth接続における通信速度は約1Mbps。WiMAXのギガ放題で速度制限が発生しているときとほぼ同じ速度ですね。

つまり、オンラインゲームや高画質動画のストリーミング再生といった一定の通信速度を必要とするインターネット接続には、Bluetooth接続は不向きです。

Bluetoothによるインターネット接続の際は、Webサイトの閲覧やYouTubeなどの標準画質の動画再生、または音楽再生など、あまり通信速度が求められない利用に限ったほうが望ましいことを知っておきましょう。

通信可能距離が短くなる(約3m)

また、Bluetooth接続の通信可能距離は「約3m」と短めです。

WiMAX端末から少し離れてのインターネット接続を行う際も、Bluetooth接続はおすすめではありません。

最大接続台数は3台まで

ひとつのWiMAX端末で複数の機器のインターネット接続ができるのがWiMAXのメリットではありますが、Bluetooth経由での接続数は最大3台までとなっています。

ちなみに、Wi-Fi接続における接続数はWX05の場合、最大10台。

ご家庭や職場で、複数の人達でインターネット接続するという場合は、こちらの「最大接続台数」の仕様は把握しておくと良いでしょう。

他の機器との電波干渉を起こすことがある

そのほか、Bluetooth接続は他の機器との電波干渉を起こすことがあります。

電波干渉がある場合、適切にインターネット接続できない等のトラブルが発生されやすくなります。

その理由は、Bluetooth接続は「2.4GHz帯」という周波数帯域を利用するのですが、この帯域は電子レンジはじめ他の電子機器でも利用されることが多く、その為バッティングしてしまうことがある、ということですね。

Bluetooth接続の際は近くの電子機器との干渉が起きやすいことも知っておくと良いでしょう。

Wi-Fi接続との同時併用は不可

また、Bluetooth接続はWi-Fi接続との同時併用はできません。

どちらかの接続方式に絞って、利用する必要があります。

こんな場合にBluetoothテザリングは有効

ここまで、WiMAXのBluetoothテザリング(Bluetooth接続)におけるメリット・デメリットについてお伝えしました。

WiMAXにおけるBluetooth接続が有効になるシーン・用途においては、以下のようなケースが挙げられるでしょう。

Bluetooth接続が有効になるシーン

  • WiMAXのバッテリー消費を最大限抑えたいというとき
  • WiMAXに接続する機器が1〜2台と限られており、かつWiMAXとその機器の物理的距離が近いとき
  • (何かしらの理由で)データ通信量を抑えたいとき

Bluetooth接続が有効な用途

  • Webサイトの閲覧
  • メールの送受信
  • LINE、SNS等のコミュニケーションツールの利用
  • 低画質または標準画質の動画再生

まとめると、

通信速度は一定あれば問題ない用途での利用で、できるだけ長い時間WiMAXを利用したい時

にはWiMAXのBluetooth接続は有効です。

Bluetooth接続対応のWiMAXをご利用される際は、上記の様なシチュエーションにおいてはBluetooth接続を積極的に利用されると良いかもしれませんね。

WiMAXのBluetooth接続方法

続いては、WiMAXでBluetooth接続を行う方法について見ていきましょう。

接続の大枠の流れとしては、以下の通りです。

  • ① WiMAX端末でBluetoothのペアリングを開始(WiMAX側の設定)
  • ② 接続機器側(PC、スマホ、タブレット等)でBluetoothのペアリングを開始(接続機器側の設定)
  • ③ WiMAX・接続機器 双方でペアコード番号が表示されるので、確認して「OK」「はい」などのボタンを押す

① WiMAXの設定(※WX05の場合)

 WiMAXの画面にて、[設定]ボタンを押し、その後[Bluetooth設定」ボタンをクリックします。

画面上に「Bluetoothペアリング」と表示されるので、その部分をタップします。

その後、WiMAXのディスプレイに「Bluetoothのペアリングを設定します」と表示されます

②接続機器の設定

お使いのスマホ、PC、タブレット等で「Bluetooth設定」をONにします。

「Bluetooth設定」のメニュー箇所は接続機器によって異なりますが、例えばiPhoneの場合は「設定」メニューから確認でき、タップ後にオン・オフの切り替えが可能です。

その後、Bluetooth接続先の候補が表示されますので、「WX05」などのWiMAX製品名を選択します。

③ペアコードの確認

WiMAX・接続機器 双方でペアコード番号が表示されるので、確認して「OK」「はい」などのボタンを押せば、ペアリング完了です。

Bluetooth接続でのインターネットをご利用できます。

WX05を選択できるプロバイダなら「GMOとくとくBB」がおすすめ

さて、ここまでの内容で「Bluetooth接続できるWiMAXで契約したい」「WiMAXでの契約で、もっともお得なプロバイダで契約したい」と思われた方向けに、WiMAX契約する際にもっともおすすめのプロバイダを紹介します。

現在(2019年8月)にて、WiMAXを最安値で契約できて、かつBluetooth接続可能なWX05を選択でき、更には実績面も安心のおすすめプロバイダは「GMOとくとくBB」です。

GMOとくとくBB「月額割引キャンペーン」の特徴

サービス名 取り扱い端末 契約期間 月額料金目安
GMOとくとくBB

W06

WX05

L02

HOME01

3年間

ギガ放題プラン:3,319円

ライトプラン:2,593円

※ 上記金額は期間内の平均額として算出

  • トータルコストが業界最安値!
  • キャッシュバック特典プランの他、月額割引特典など、いくつかのキャンペーンを選ぶことができる
  • 契約後、端末は即日発送ですぐに手元に届く!
  • WX05を含む最新端末での契約が可能!

GMOとくとくBBの一番の特徴は、とにかくトータルコストが業界安値であることです。

加えてWiMAXプロバイダとしての運営歴も長く、実績・信頼面も安心できるでしょう。

GMOとくとくBBではいくつかのキャンペーンが用意されていますが、その中でも「月額割引キャンペーン」の料金が特に安く、一番おすすめです。

GMOとくとくBBの月額割引キャンペーン

月額割引キャンペーンは、その名の通り「WiMAXの月額料金が割引される」キャンペーンです。

インターネットの通信量をほぼ無制限で利用できる「ギガ放題プラン」においても、月額割引キャンペーンの場合は、契約から0〜2ヶ月目は月額2,170円(契約月は2,170円の日割り計算)、その後も契約期間満了の36ヶ月目までは月額3,480円で利用することができます。

GMOとくとくBBのプロバイダについては、以下記事でも詳しく紹介しています。WiMAXプロバイダをお探し中の方は、是非併せてご覧ください。

初めてのWiMAXはGMOとくとくBBがおすすめ!月額値引きなら確実に安い!

GMOとくとくBB WiMAXの2つのキャンペーンを比較!料金は業界最安値

まとめ)WiMAXでBluetooh接続する際の端末は「WX05」一択!Bluetooh接続のメリットや制限もしっかり把握して

ここまでお読みになられて、いかがでしたでしょうか。

ここまでの内容を、ざっとまとめてみましょう。

  • WiMAXでBluetooth接続可能な端末で、かつ現在おすすめできる端末は「WX05」
  • Bluetooh接続のメリットは「バッテリー消費を大きく抑えられる」こと
  • Bluetooh接続の主なデメリットは「通信速度が遅い」「通信可能距離が短い」「最大接続台数は3台まで」「他の機器との電波干渉を起こすことがある」の4つ
  • WiMAXでWX05を契約する際のプロバイダは「GMOとくとくBB」(月額割引キャンペーン)がおすすめ

最近はインターネット接続を必要としているウェアラブル端末が多く登場していますので、もしかしたら今後WiMAXでのBluetooth接続が求められるシーンは増えてくるかもしれませんね。

その際には、今回お伝えしました情報が、きっと皆さんのお役に立つことでしょう。ぜひ、覚えておいてくださいね!


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1 BBN Wi-Fi トリプル
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