インターネットの接続に、WiMAXにするか、それとも光回線にするか、迷われていませんか。
自宅でも外出先でも気軽に使え、かつ「ギガ放題」プランで月のインターネット利用ほぼ無制限のWiMAXが良いか、それとも繋がりやすさと通信速度において圧倒的な安定感を誇る光回線のほうが良いか、──判断は難しいところですよね。
さて、WiMAXと光回線のどちらがよりおすすめになるかは、それを利用する人たち──つまりあなたの「生活スタイル」によって変わってくるでしょう。
この記事では、そんな「生活スタイル」に合わせてのWiMAX・光回線の選び方と、併せてWiMX、光回線それぞれのおすすめプロバイダ、おすすめプランを紹介していきます。ぜひご覧ください!
目次
WiMAXと光回線の選び方
冒頭で、「WiMAXと光回線のどちらがよりおすすめになるかは、それを利用する人の『生活スタイル』によって変わる」とお話しましたが、具体的にどのような判断軸で見ていくと良いかについて確認していきましょう。
まずは、以下の表にある「重要視するポイント」と、その際の「おすすめのインターネット環境」をご覧ください。このなかで、あなたが「ここはより重要視する」とした箇所でのおすすめのインターネット環境が何になっているかを確認し、判断していくのです。
重要視するポイント | おすすめのインターネット環境 |
---|---|
今すぐインターネットを利用したい | WiMAX |
家族でインターネットを利用したい | 光回線 |
1年以内に引っ越しの予定がある | WiMAX |
インターネットの利用はほぼ自宅のみ | 光回線 |
自宅だけでなく、外出先でもインターネットを利用する | WiMAX |
ネットTVやYouTubeのヘビーユーザー | 光回線 |
料金の安さを重要視する | WiMAX |
ご覧になられて、いかがでしたでしょうか。
おすすめのインターネット環境で、より多く選ばれた接続方法が、あなたにとっておすすめになると考えて頂くと良いでしょう。
「もう少し具体的に確認していきたい」という方のために、以下項目ごとに詳細をまとめましたので、併せてご覧ください。
今すぐネットを利用したいならWiMAX
何かしらの理由で、「1日でも早くインターネットを利用する必要がある」という方は、断然WiMAXがおすすめです。なぜなら、光回線は申し込んだ後に接続工事を行う必要があり、その期間に2週間ほど要するからです。
一方、WiMAXの場合、多くのプロバイダは契約後にすぐに端末を発送してくれますので、早くて翌日、遅くとも数日以内にはWiMAXを利用してのインターネット接続ができることになります。
逆に、インターネットの開通まで「2週間前後なら待てる」という方でしたら光回線もありでしょう。
その他、「インターネット接続は光回線にしたいけれど、開通までの間は繋ぎでWiMAXを利用したい」という方は、WiMAXまたはポケットWi-Fiのレンタルサービスを利用されることをおすすめします。
WiMAXまたはポケットWi-Fiのレンタルサービスについては、以下記事にて詳しく紹介していますので、宜しければ併せてご覧ください。
家族で利用するなら光回線
インターネット回線を、ひとりではなく「家族で利用する」という方は、光回線のほうがおすすめになるでしょう。その理由は、光回線のほうが大容量のデータ送受信に適しているので、たとえば家族で別々に高画質動画を観る際の複数の人の同時接続にも、光回線は安定して行えるからです。
「同じタイミングでそこまで大容量のインターネット接続はしない」という場合はWiMAXでも家族利用は可能ですが、誰か一人がWiMAXを外出先に持ち出したりした際には、他の家族の人達がインターネット接続できなくて困ったり…といったこともあるでしょう。
「一人暮らしでインターネット接続する」という場合は、逆に外出先にも持っていけて、手軽に扱えるWiMAXのほうが向いているかもしれませんね。
1年以内に引越しの予定があるならWiMAX
光回線とWiMAXのどちらかにするか悩んでいて、かつ「1年以内に引っ越しの予定がある」という方は断然WiMAXをおすすめします。
その理由は、光回線は自宅の変更があった場合に住所変更の手続きと、また新しい住所での接続工事を行う必要があるからです。──つまり、ここでまた料金が発生します(3,000円〜1万円程度)し、接続工事が完了するまではインターネットの利用ができなくなります。
反面、WiMAXは引っ越しして自宅が変わっても、変わらず利用し続けることができます。
ほぼ自宅しか利用しないなら光回線
インターネットの利用が、「ほぼ自宅のみ」という方は光回線がおすすめでしょう。
近年WiMAXの性能向上は目を見張るものがあり、自宅においても光回線とほぼ同等の通信速度が出ることもありますが、それでも接続の「安定感」においては光回線の方に軍配が勝ります。
自宅でのインターネット利用で、仕事で急遽大容量データを送受信しなくてはいけなくなることがある、またはオンラインゲームや高画質動画で途切れ等を極力発生しないようにしたいという方は、光回線を選んだほうが無難でしょう。
外出先でもインターネット利用したい場合はWiMAX一択
インターネットを「外出先でも利用する」という方は、WiMAXを選ぶべきでしょう。
最近は喫茶店やホテル、駅前の公共施設等でのフリーWiFiエリアも増えてきましたが、「いつでもどこでもインターネット利用できる」WiMAXの利便性に勝るものはありません。
その他、利用しているスマホ・携帯電話がいつも月末近くになると月内で許容している通信量を超えて制限モードになることが多いという方も、WiMAXとの併用がおすすめです。
ネット動画やYouTubeのヘビーユーザーは光回線
NetflixやFulu、Amazonプライム等のネット動画や、またはYouTubeを1日数時間観るという方は、光回線のほうがおすすめでしょう。
理由は、光回線はインターネットを「完全使い放題」で利用でき、高画質動画視聴時に発生する大容量のデータ通信も問題なく扱えるからです。
WiMAXの「ギガ放題」も「インターネットほぼ使い放題」としていますが、3日間で10GBを利用した際には、翌日の18:00〜翌々日の2:00まで1Mbpsの速度制限が発生し、その間に高画質動画をインターネット経由で視聴するのはやや難儀となるでしょう。
(ちなみに、1本の高画質動画をインターネット利用で観る際、2時間で大体1.8GBほどの通信量を要します。つまり、3日で12時間以上高画質動画を観るという方は、WiMAXですと速度制限が発生されやすくなります)
一方、SwitchやPS4で利用するオンラインゲームは、WiMAXでも大抵は問題なくプレイできます。最善を期してという場合は光回線がおすすめですが、他のポイントも踏まえて「WiMAXのほうが適していそう」という方は、WiMAXを選ばれると良いでしょう。
料金の安さはWiMAX
WiMAX・光回線のどちらにするかで、料金の安さで比較するとしたら断然WiMAXです。
WiMAXと光回線のどちらも、契約するプロバイダによって料金が変わりますが、おおよその相場観としては、以下表の通りです。
WiMAX・光回線の月額料金目安
インターネット回線 | 月額料金目安 |
---|---|
WiMAX | 2,400円〜4,300円 |
光回線 | 4,200円〜6,000円 |
上記表はあくまで目安ですので、WiMAX・光回線ともに「より安いプロバイダ」を選んでいくことは可能ですが、それでも両者に1,000〜2,000円近くの差が出ることは想像に難くありません。
この差が年間になると数万円の開きとなりますので、「インターネット接続料金は、なるべく安く抑えたい」という方は、WiMAXでの契約がおすすめでしょう。
WiMAXのメリット・デメリット
ここまでの内容で、「インターネット接続は、自分はWiMAXのほうが向いているかも」と思われた方は、続けてWiMAXのメリットとデメリットについて確認しておきましょう。
※ 「自分は、光回線の方が適していそう」という方は後述する「光回線のメリット・デメリット」にまとめていますので、そちらをご覧ください。
WiMAXのメリット
- 比較的安い月額料金で利用できる(おおよそ2,400円〜4,300円)
- ポケットWi-Fiのなかでも安定した通信と抜群の通信速度
- 外出先でもインターネット接続でき、自宅でも固定回線代わりに利用できる
- 初期工事の手間や費用もなく、手軽にインターネット接続
WiMAXのメリットでまず挙げられるのは、「比較的安い月額料金で利用できる」点でしょう。
安くて実績のあるプロバイダを選べば、月内のインターネットほぼ使い放題の「ギガ放題」プランでも月額3,300円ほどで利用することができます。
また、WiMAXはポケットWi-Fiのなかでも安定した繋がりやすさと抜群の通信速度という特徴がありますので、自宅のインターネット環境において固定回線代わりに利用されている方も多くいらっしゃいます。
その他、「外出先でも利用できる」「初期工事の手間や費用が発生しない」も、光回線にはない大きなアドバンテージです。
WiMAXのデメリット
- 月内(または3日間)に利用できる通信量が定められており、制限を超えると速度制限等が発生する
- 光回線と比較すると、回線速度・安定性にやや劣る
- 製品・プランが様々あるので、自分に合うものを選んでいく必要がある
一方、WiMAXのデメリットといえば、「一定の通信量を超えると速度制限が発生する」こと、および「光回線と比べると、回線速度・安定性にやや劣る」点が挙げられます。
「製品・プランが様々あるので、自分に合うものを選んでいく必要がある」については、次章にておすすめのWiMAXプロバイダを紹介していきます。
WiMAXのプロバイダは、GMOとくとくBB一択
WiMAXでの契約をする際に、一番おすすめのプロバイダは「GMOとくとくBB」です。
GMOとくとくBBの特徴
- トータルコストが業界最安値!
- キャッシュバック特典プランの他、月額割引特典など、いくつかのキャンペーンを選ぶことができる
- 契約後、端末は即日発送ですぐに手元に届く!
- 最新端末での契約が可能!
GMOとくとくBBの一番の特徴は、とにかくトータルコストが業界安値であることです。
また、その他今回紹介した「WiMAXの特徴・メリット」における「契約後、すぐに手元に届く」「(最新端末による)安定した繋がりやすさと高速通信」も適えており、加えてWiMAXプロバイダとしての運営歴も長く、実績・信頼面も安心できるでしょう。
GMOとくとくBBではいくつかのキャンペーンが用意されていますが、その中でも「月額割引キャンペーン」がトータル的に一番おすすめです。
GMOとくとくBBの月額割引キャンペーン
月額割引キャンペーンは、その名の通り「WiMAXの月額料金が割引される」キャンペーンです。
インターネットの通信量をほぼ無制限で利用できる「ギガ放題プラン」においても、月額割引キャンペーンの場合は、契約から0〜2ヶ月目は月額2,170円(契約月は2,170円の日割り計算)、その後も契約期間満了の36ヶ月目までは月額3,480円で利用することができます。
数あるWiMAXプロバイダの中でも、純粋に月額料金がここまで安くなっているプロバイダはまずありません。月額費用の安さを重要視される方は、GMOとくとくBBの月額割引キャンペーンを選んでまず間違いないでしょう。
GMOとくとくBBのプロバイダについては、以下記事でも詳しく紹介しています。WiMAXプロバイダをお探し中の方は、是非併せてご覧ください。
光回線のメリット・デメリット
続いては、光回線のメリット・デメリットについても見ていきましょう。
光回線のメリット
- 通信速度が速い
- 通信が安定している
- 複数人の同時接続にも安定した品質を保てる
- 通信量の制限なし。無制限にインターネット接続できる
光回線のメリットについては、これまで何度もお伝えした通り、「通信速度が速い」「安定した通信品質」がまず挙げられるでしょう。
また、「複数人の同時接続にも安定した品質を保てる」については、家族利用の他でも、たとえば業務で複数メンバーとインターネット環境をシェアする際は、WiMAXよりも光回線の方が断然安定度・安全度合が高まるでしょう。
また、利用するデータ量が大きくなりがちの方は、光回線の「通信量の制限なし。無制限にインターネット接続できる」メリットを活用していけると良いでしょうね。
光回線のデメリット
- WiMAXと比べると、月額の通信料はやや高め(おおよそ\4,000〜\6,000)
- 導入時に工事の必要がある(期間:数日〜最大1ヶ月 工事費用:\5,000〜\20,000)
- 活用場所は設置した住居(自宅)に限られる
- 移転・引っ越しの際は、住所変更の手続きや接続工事が求められる
続いては、光回線のデメリットについて。
まず意識すべきは、「月額の通信量がやや高いこと」、そして「導入(または移転)の際に接続工事が必要となる」ことです。
これらのデメリットが許容できて、かつインターネットを利用する場所は設置した住居(自宅)のみになるという方は、光回線の契約で問題ないでしょう。
一方、光回線のプロバイダの多くは「2年契約」や「3年契約」といった契約期間の縛りが存在します。契約期間内に解約した場合は解約手数料として約1万円の料金が別途発生しますので、そういった観点からも「1年以内に解約する可能性がある」という方は、光回線の導入はよくよく検討することをおすすめします。
enひかりなら契約期間の縛りなし
さて、前章にて「光回線の多くは、契約期間の縛りがある」とお伝えしましたが、その契約期間の縛りがなく、かつ月額料金もリーズナブルな光回線プロバイダが「enひかり」です。
enひかりは、「株式会社緑人」が運営する、インターネット光回線プロバイダです。
回線は「フレッツ光」を利用しており、そこにenひかりのサービス体制・料金システムを敷いています。
つまり、enひかりはフレッツ光同等のインターネット接続品質を持っているということですね。
enひかりの特徴(メリット)
- 料金は光回線最安値
- 最大1Gbpの高速通信
- 契約期間の縛り・解約手数料なし
- WiFiレンタルの際に、3泊4日分を無料で借りれる(年3回まで)
- プロバイダと光回線がセットのため、契約・解約の手間が軽い
- フレッツ光からの転用なら工事不要
enひかりの基本情報
運営会社 | enひかり |
---|---|
回線速度 |
下り最大:1Gbps 上り最大:1Gbps |
月額料金 |
マンション:3,300円/月 戸建て:4,300円/月 |
初期費用 |
転用または事業者変更の方:2,000円 新規の方:5,000円〜(事務手数料:3,000円+工事費用:2,000円〜15,000円) |
上記「enひかりの基本情報」にて、特に注目したいのが「月額料金の安さ」でしょう。
マンションでの接続の場合、月額料金は3,300円と、前述のWiMAX「GMOとくとくBB 月額割引プラン」とほぼ同等のコストパフォーマンスです。
他の光回線同様に接続工事等の初期費用が発生しますが、毎月の月額料金の安さを踏まえると、長期利用時には十分回収できる負担と言えるでしょう。
また、前述の通り、enひかりは契約期間の縛りがないため、いつでも解約することが可能です。
enひかりについては、以下記事にて詳細を説明していますので、宜しければ併せてご覧ください。
WiMAX・光回線、どちらが良いかは、あなたの使い方次第
ここまでお読みになられて、いかがでしたでしょうか。
数年前までは、「安定したインターネット回線」というと「光回線」一択でしたが、WiMAXの性能も年々高まり、現在ではこうして「光回線とWiMAX、どちらにするべきか…」という風に、私たちのインターネット環境にその存在感を大きく与えるまでになりました。
最適なインターネット環境として、光回線とWiMAXのどちらになるかについては、まさに私たちのインターネットの利用のしかた次第で変わることでしょう。
この記事の冒頭でお伝えした「重要視するポイントごとのおすすめインターネット環境」を参考に、あなたのこれからのインターネット環境を、じっくり選んでみてください。
重要視するポイントごとのおすすめインターネット環境(再掲載)
重要視するポイント | おすすめのインターネット環境 |
---|---|
今すぐインターネットを利用したい | WiMAX |
家族でインターネットを利用したい | 光回線 |
1年以内に引っ越しの予定がある | WiMAX |
インターネットの利用はほぼ自宅のみ | 光回線 |
自宅だけでなく、外出先でもインターネットを利用する | WiMAX |
ネットTVやYouTubeのヘビーユーザー | 光回線 |
料金の安さを重要視する | WiMAX |
皆さんの快適なインターネットライフを実現していく際に、この記事が少しでもお役立てできることを、心より願っています!
11月のおすすめモバイルWi-FIサービス
サービス名/プロバイダ・キャンペーン・プラン | 回線 | 契約年数 | 月額料金 | ||
---|---|---|---|---|---|
BBN Wi-Fi | トリプル キャリア |
2年 | 3,250円/月 | 公式サイト | |
ギガWi-Fi (U2sプラン) |
トリプル キャリア |
3年 | 3,250円/月 | 公式サイト | |
WiMAX (GMOとくとくBB 月額値引き) |
WiMAX2+ | 3年 | 3,344円/月 (1〜2ヶ月目2,590円、 25ヶ月目〜4,263円) |
公式サイト |