ポケットWiFiが故障!?調子が悪いと思った時の対処法

「いつも繋がっていたのに、なぜかインターネットが繋がらなくなってしまった…」
「液晶画面が、いつもと違う表示のママになっている・もしくは、何も映らない」

普段何の問題もなく使っていたポケットWiFiが、突然上記の様な症状が起きて使えなくなってしまうことは往々に起こりえます。──もしかしたら、現在そのような状況で困っていて、この記事に辿りついたという方もいらっしゃることでしょう。

本記事では、「ポケットWiFiが故障してしまった」「ポケットWiFiの調子が悪い、いつもと違う」と不安になられた方向けの、対処法をまとめた記事です。

この記事を読めば、上記状況にてあなたが次に何をするべきか明確になり、解決を速めていくことができるでしょう。

「現在まさに困っている」という方も、「今後に備えて確認していきたい」という方も、ぜひこのままお読み続けて、お役立てください。

ポケットWiFiが調子悪い時に、まず試してみること

「あれ、ポケットWiFiが調子悪い…」と感じられたときに、いくつか簡単な動作確認で解消されることもあります。まずは以下の3点をお試しされると良いでしょう。

ポケットWiFiの電源を入れ直す

他の電子機器同様、調子が悪い時に「電源の入れなおし」でポケットWiFiのトラブルが解消されることも多いです。

大抵のポケットWiFiは電源ボタン長押し(3秒程度)で、電源のON/OFFができますので、一度電源を切って、再度入れなおして現象が解決されるかを確認します。

充電カバーがしっかりしまっているか確認

ポケットWiFiの充電カバーがしっかり閉まっていないため、接続不良でトラブルが発生している場合もあります。ポケットWiFiの充電カバー部分を確認し、少し開いているということがあったら一度電源を落としてからしっかりしめ直し、再度電源を入れてみて解決されるかを見ておくと良いでしょう。

「電源が入らない」場合は、電池パックの抜き差しを行う

「ポケットWiFiの電源が入らない」という場合は、単純な充電切れである可能性をまず確認し、そうでない場合は一度電池パックの抜き差しを行ってみます。

抜き差し後、再度電源が入るかを確認します。

さきにも述べましたが、電源ボタンは短く推しただけでは電源ONにならない端末もありますので、3秒以上長押しして電源が付くかも併せて確認しておきましょう。

上記3点でも現象が解決されない場合、原因は「ポケットWiFi」自体にあるか、または実際にインターネット接続(データの送受信)を行う「接続機器」側の問題にあるかのどちらかでしょう。

次章では、「ポケットWiFiが原因の場合」「接続機器が原因の場合」と順を追って説明していきます。原因の切り分けと対処法の導き出しにご参考下さい。

ポケットWiFiが原因の場合

ポケットWiFiの調子が悪く、かつポケットWiFi側に原因がある場合、以下のケースについて順番に確認していくと良いでしょう。

  • 充電が切れている
  • 機内モードになっている
  • 電波が届いていない
  • 通信制限がかかっている
  • プロバイダで障害が出ている
  • 利用料金の支払い忘れ
  • 機器が故障している

それぞれ、順を追って見ていきましょう。

充電が切れている

「ポケットWiFiでインターネット接続ができず、かつ液晶画面がつかない」際に、意外に多いのが、この「充電が切れている」ケースです。

特にある程度長期間利用したポケットWiFiの場合、バッテリーの劣化に伴い充電が切れるのが早くなっている可能性もあります。

「ついさっき充電したばかりだ」という場合でも、一度充電してから、もう一度電源を入れてみて問題なく利用できるかを確認されると良いでしょう。

機内モードになっている

「機内モード」は、インターネット接続機器またはその周辺機器の電波を発しない状態にすることです。

PCやスマホに機内モードがあることは多くの人がご存知のところでしょうが、ポケットWiFiにも機内モードの設定があります(ポケットWiFiによっては「データ通信機能のON/OFF」など、異なる名称になっている場合があります)。

機内モードになっている場合は、液晶画面で確認できるアンテナの電波の本数がゼロになっているのが確認できるはずです。電源を入れなおしても変わらずアンテナの電波数がゼロのママの場合は、ポケットWiFiの機内モード状態を確認しておくと良いでしょう。

※ポケットWiFiの機内モードの設定方法は、マニュアルやサポートページでご確認ください。

電波が届いていない

インターネットが繋がらない原因として、ポケットWiFi自体に電波が届いていないという場合もあります。

ポケットWiFiの回線によっては建物内への電波が届きにくいこともあり、少し場所を移動しただけで、壁や周辺の機器の電波の影響で受信が悪くなることがあります。

少し場所を変えて、もしくは屋内であれば屋外に出てみて受信状態が変わるようでしたら、何らかの影響を受けて受信が悪くなっている可能性が高いですので、ポケットWiFiを置く場所を工夫してみると良くなる可能性は高いですね。

通信制限がかかっている

「インターネットには繋がるが、非常に回線が遅い」という場合は、ポケットWiFiのほうで通信制限が発生している可能性があります。

例えば月内7GBまでのデータ通信量制限のあるポケットWiFiをご利用されている場合、月内で7GBを使い切ってしまうと残りの期間は通信速度128Kbps迄の「速度制限(通信制限)」が発生します。この場合は、翌月になって通信制限が解除されるまで待つ必要があります。

通信制限ルールは、例えばWiMAX各ポケットWiFiによって異なりますので、詳細をご確認されたい場合は各会社へのお問い合わせまたはサポートページで確認されると良いでしょう。

また、ポケットWiFiによっては「データ通信量の追加購入」で通信制限を解除できる場合もあります。こちらについても、詳細は契約先の窓口に問い合わせてご確認ください。

プロバイダで障害が出ている

まれに、契約されているプロバイダのほうで通信障害が発生しており、その為ポケットWiFiが使えなくなることがあります。

この場合、各ポケットWiFiのサポートページで障害報告の通知がされるはずですので、そちらで確認してみると良いでしょう。

利用料金の支払い忘れ

そのほか、ポケットWiFiの月額料金の払い忘れで、サービス停止になっているというケースもあります。

例えば料金を口座振替にしていた場合、気づかないうちに残高不足になっていて、ポケットWiFiの月額料金分が支払えなくなっていた…といったシチュエーションが挙げられるでしょう。

この場合、ポケットWiFiのプロバイダ・運営会社からサービス停止前に通達メールが届いているはずですので、まずはメールの確認を行い、その後窓口に問い合わせると良いでしょう。

利用量期の支払い忘れでサービス停止になっている場合、そのまま放っておくとその間も料金は発生し続けるだけでなく、支払に遅れた分の滞納金を請求されたり、そのほか強制退会や解約違約金を請求されることもありますので、充分ご注意ください。

機器が故障している

上記の原因の可能性がないという場合は、ポケットWiFiの方ではなく接続機器(スマホ、PC、タブレット等)に問題があるか、もしくはポケットWiFiの機器自体が故障している可能性があります。

まずは接続機器の方に原因がないか確認し(→次章「接続機器が原因の場合も」参照)、それでも解決しない場合はプロバイダに問い合わせる(→「ポケットWiFi故障時の対処法」参照)ようにすると良いでしょう。

接続機器が原因の場合も

ポケットWiFiでのインターネット接続ができなくなって、かつ前の章で挙げた内容を確認したのちも特に現象が解決しないという場合は、続いて接続機器(スマホ、PC、タブレット等)の状態を確認します。

接続機器側に原因があるかどうかの確認法

接続機器側に原因があるかの確認は、至ってシンプルです。異なる接続機器で試してみて、通信可能かどうかを確認するのです。

例えばスマホで試されていた方は、PCではポケットWiFi経由でインターネット接続できるか、またはご家族の別の方のスマホを使って通信可能かを確認します。

ここで、「別の機器では、問題なくポケットWiFiでインターネット接続できる」となった場合は、接続機器側に問題があるということになります。

その場合は、併せて以下を確認していくと良いでしょう。

  • 周辺機器(スマホ、PC、タブレット等)の電源を入れなおす
  • セキュリティソフトが邪魔していないか
  • Wi-Fiの接続先が間違っていないか
  • 接続機器が故障していないか

それぞれ、順を追って見ていきましょう。

周辺機器(スマホ、PC、タブレット等)の電源を入れなおす

周辺機器(スマホ、PC、タブレット等)側の電源を入れなおすことで、現象が解決する場合もあります。

一度電源を入れなおし、再度インターネットが繋がるかを確認してみましょう。

セキュリティソフトが邪魔していないか

スマホやPCの方でポケットWiFiのWi-Fiネットワーク自体を参照できていない場合、セキュリティソフトが邪魔をしている可能性もあります。

セキュリティソフトを一時的に解除(OFF)にして、ポケットWiFiからのインターネット接続が可能かを確認されると良いでしょう。

Wi-Fiの接続先が間違っていないか

その他、お使いの機器(スマホ、PC、タブレット等)の方で、接続先のWi-FiネットワークでポケットWiFiとは別のものを指定している可能性もあります。

お使いの機器にて、Wi-Fiネットワークの参照画面を確認し、接続しているネットワークがポケットWiFiのものになっているかどうか確認してみましょう。

接続機器が故障していないか

上記を確認しても依然インターネット接続ができない・かつ他の接続機器では問題ないという場合は、その接続機器側の故障の可能性が高まります。

接続機器のメーカーに問い合わせて、修理の流れ等を確認しておくと良いでしょう。

ポケットWiFi故障時の対処法

ここまでの内容で、ポケットWiFi側に原因があり、かつ先の「ポケットWiFiが原因の場合」で記された内容を試しても解決できない(また、接続機器側の問題はないということが確認できた)場合は、いよいよポケットWiFi側の故障が考えられます。

ポケットWiFiの故障の可能性が高い場合は、まず「初期化」を試す

「ポケットWiFiの故障かな?」と思った時は、まずポケットWiFiの初期化を行ってみましょう。

初期化の方法はポケットWiFiのメーカーや型番によって異なりますので、方法が分からない場合は各メーカーに問い合わせて確認すると良いでしょう。

例えば、Speed Wi-Fi NEXT W05やW04といったHUAWEI製のWiMAXの場合、端末にリセットボタンが付いています。ボタンの領域が狭く誤って指で押して初期化されないようになっていますので、楊枝など先端のとがったもので数秒間押し続けるとリセットされます(初期化=工場出荷時の状態に戻る)。

そのほかSpeed Wi-Fi NEXT WX05などのNEC製のWiMAXの場合は、液晶画面の「設定」メニューから「初期化」のコマンドを選べば、初期化が実行されます。

初期化を試しても変わらずポケットWiFiが使えないという場合は、専門による修理が必要となりますので、提供元のプロバイダに連絡し、併せて以下の点を確認していきましょう。

プロバイダに修理を依頼する

ポケットWiFiをプロバイダに修理依頼する際は、まずプロバイダの問い合わせ先(お客様センターなど)に連絡して、修理を依頼したい旨を伝えましょう。

その後、担当者から手順の指示を受けます。直販店で購入した場合は、直接店舗に行って相談することも可能です。

どちらにせよ、この場合は一度修理工場で確認する流れを取りますので数日間はポケットWiFiは利用できなくなるのでご留意ください。

契約1年以内であれば、メーカー保証が利用できる

ポケットWiFiの故障の際に気になるのが「修理に発生する料金」です。

ですが、ポケットWiFiを契約して1年以内でしたら「メーカー保証」を利用して無料で修理対応してもらえる場合が多いです。

ただし、故意の破損や水没による故障などは「メーカー保証対象外」としているところが殆どですので、その場合は有料対応になるのでご注意ください。

メーカー保証の対象範囲は、一度サポートページや問い合わせ窓口で確認しておくと良いでしょう。

端末保証サービスに加入している場合はサービスを利用する

その他、ポケットWiFi契約時に「安心補償サービス」等の端末補償サービスに加入している場合、サービスを利用すれば破損の修理対応にて無料もしくは格安で対応してもらえます。

この場合も、補償サービスの対応範囲や、無料か一部料金発生かは提供元のプロバイダによって変わりますので、問い合わせする前に確認しておくと良いでしょう。

実費で修理する(5,000円〜20,000円ほど費用発生)

契約1年を過ぎていて、かつ端末保証サービスにも加入していないという場合、ポケットWiFiの修理は「実費」となります。

この場合の費用感はおおよそ、5,000円〜2,000円ほど。──なかなかの金額ですね。

ここで発生する修理代をとても払う気になれないという方は、次の「SIMカードが故障していない場合、自分で白ロムを購入するという手もある」と「修理を諦めてプロバイダを解約する(解約手数料が必要)」も併せて確認して、どちらがより低コストで対応できそうかを比較して見ると良いでしょう。

SIMカードが故障していない場合、白ロムを購入するという手も

「白ロム」とは、「SIMカードが入っていない端末機器(ポケットWiFi)」のことです。

中古ショップやAmazon等のインターネットショップで比較的廉価で購入することが可能です(おおよそ数千円台)。

SIMカード自体は破損しておらず、そのまま使えるようでしたら、外側の端末のみ購入しなおすことで、修理費よりもかなり安く済ませる場合が多いです。

ただし、プロバイダのサポート対象外になりますので、補償サービスに加入している場合はそちらを利用するようにしましょう。

修理を諦めてプロバイダを解約する(解約手数料が必要)

契約しているポケットWiFiが「レンタル」サービスではない場合は、端末自体はあなたの所有になりますので修理の義務は発生しません。

また、ある程度年数も経っているポケットWiFiでしたら、ここでわざわざ修理するよりも新しい端末で契約しなおすのも一つの手でしょう。

その場合、現在契約しているプロバイダを解約することになりますが、契約更新月以外のタイミングで解約する場合は多くのプロバイダで解約手数料が発生します。

ただし、現在ほとんどのプロバイダでは新規契約者に向けてキャッシュバックキャンペーンを実施したり、月額料金を安くするキャンペーンを実施していますので、うまくそれらのキャンペーンを利用すれば解約手数料も相殺できるかもしれません。

WiMAXは乗り換えがお得?メリット・デメリット・注意点まとめ

DMMいろいろレンタルなら故障時も「修理費用の請求なし」

故障によってやや高額な修理費用を請求された場合、またはプロバイダの再契約を余儀なくされた場合は、「次は故障時の補償の手厚いプロバイダで契約したい」と思われる方も多いことでしょう。

そんな際におすすめしたいポケットWiFiサービスが、「DMMいろいろレンタル」です。

「DMMいろいろレンタル」は、PCから家電、ブランドバッグまで、幅広い商品をレンタルできるサービスで、その一環としてWiMAXなどのポケットWiFiのレンタルも受け付けています。

さて、このDMMいろいろレンタルには他のポケットWiFiサービスにはない特徴がいくつかあるのですが、そのひとつに「安心レンタル制度」というものがあります。

この「安心レンタル制度」とは、今回のようなポケットWiFiの故障時に「修理費用の請求なし」で対応してくれるというものです。

DMMいろいろレンタルはレンタル料金も非常に安く、かつ他のポケットWiFiサービスにあるような「契約期間の縛り」もありませんので、今回のような故障時の対応だけでなく、トータル的におすすめのレンタルWi-Fiサービスと言えるでしょう。

ただし、上記DMMいろいろレンタルのページでは、「※通常の利用では考えられない汚損・破損の場合は対象外となることもあります」という記載が、また紛失や盗難の場合は「商品の参考価格をお支払いいただくことになります」という記載があるとおり、明らかにこちら側の不注意による破損であったり、紛失等の事態には弁済金が必要となりますのでご注意ください。

DMMいろいろレンタルはWiMAXが最安値!?契約前に知るべき注意点

契約期間なしのポケットWi-Fi特集!料金が安いWiFi会社おすすめ5選

まとめ)ポケットWiFiの故障は、対処法さえ把握していれば(多くの場合)それ程時間・料金もかけずに対応できる

ここまでお読みになられて、いかがでしたでしょうか。

記事の前半でもお伝えしましたが、「ポケットWiFiの調子が悪い…」となった際には、再起動や初期化で解決できる場合はじめ、比較的簡易に解決できる場合も多いです。焦らず、この記事で紹介した内容を順に試されると良いでしょう。

また、いよいよ「ポケットWiFiの修理依頼が必要」となった際は、「メーカー保証」や「端末補償サービス」が適用されるかを確認します。

くれぐれも、上記をあいまいなままにして修理依頼して、「高額な修理費用が発生してしまった…」ということがないようにご注意ください。

ポケットWiFiの故障は、多くの場合対処法さえ把握していればそれ程時間・料金はかけずに対応できるものです。故障の際はあわてずにかつ最善の方法を考え、適切な行動をとれるように意識されると良いでしょう。

皆さんの快適なインターネットライフを実現していく際に、この記事が少しでもお役立てできることを、心より願っています!


12月のおすすめモバイルWi-FIサービス

サービス名/プロバイダ・キャンペーン・プラン 回線 契約年数 月額料金
1 BBN Wi-Fi トリプル
キャリア
2年 3,250円/月 公式サイト
2 ギガWi-Fi
(U2sプラン)
トリプル
キャリア
3年 3,250円/月 公式サイト
3 WiMAX
(GMOとくとくBB 月額値引き)
WiMAX2+ 3年 3,344円/月
(1〜2ヶ月目2,590円、
25ヶ月目〜4,263円)
公式サイト