自宅のインターネット回線に「enひかりで契約してみようかな…」と考えていませんか。
enひかりの光回線の大きな特徴は、「月額料金の安さ」と「契約期間の縛りがない」の2つです。
引っ越し等での新生活に伴い、自宅に固定回線を引く予定の方は是非とも検討しておきたいサービスでしょう。
ですが、enひかりを実際に契約する際には、enひかりの特徴からメリット・デメリットを一通り把握して、あなたにとって最適な接続回線かを判断してからのほうが良いでしょう。
この記事を読めば、enひかりについてしっかり理解を深め、契約するかしないかの判断もできることでしょう。ぜひご覧ください!
目次
enひかりの7つのメリット
enひかりは、「株式会社緑人」が運営する、インターネット光回線プロバイダです。
回線は「フレッツ光」を利用しており、そこにenひかりのサービス体制・料金システムを敷いています。
つまり、enひかりはフレッツ光同等のインターネット接続品質を持っているということですね。
さて、そんなenひかりのインターネット接続サービスにはどんな特徴があるのか、まずはメリット面を見ていきましょう。
enひかりのメリットで特に押さえておきたいのは、以下7点です。
- 料金は光回線最安値
- 最大1Gbpの高速通信
- 契約期間の縛り・解約手数料なし
- WiFiレンタルが3泊4日無料
- プロバイダと光回線がセット
- 転用なら工事不要
- v6プラス対応
それぞれ、順を追って見ていきましょう。
料金は光回線最安値
enひかりのメリットとしてまず挙げられるのは、「月額料金の安さ」です。
さて、そんなenひかりの月額料金がどれくらい安いかについて、他の光回線サービスと比較しつつ、見ていきましょう。
戸建てタイプの月額料金 | マンションタイプの月額料金 | |
---|---|---|
enひかり (契約期間の縛りなし) | 4,300円 | 3,300円 |
フレッツ光 (2年契約の場合) | 4,700〜5,700円 (別途条件あり) | 3,550〜4,350円 (別途条件あり) |
auひかり(2年契約の場合) | 5,100円〜 (別途条件あり) | 3,800円〜 (別途条件あり) |
ドコモ光 (2年契約の場合) | 5,000〜5,200円 (別途条件あり) | 4,000〜4,200円 (別途条件あり) |
ソフトバンク光 (2年契約の場合) | 5,200円 | 3,800円 |
NURO光 (2年契約の場合) | 4,743円 | 2,500円 (別途条件あり) |
上記表を見て確認できる通り、フレッツ光やau光、ドコモ光、ソフトバンク光と比較してenひかりの月額料金は格段に安くなっています。
大体月額料金800円前後の差になっていますので、年間(×12ヶ月)で見たときは、9,600円の開きが出てきます。このenひかりの料金のリーズナブルさは、かなり魅力的ですよね。
最大1Gbpの高速通信
先に、enひかりは「フレッツ光のインターネット回線を利用している」とお伝えしましたが、当然ながら通信速度はフレッツ光の速度と同じく、現インターネット環境において最高品質のものとなっています。
enひかりの通信速度
下り最大速度 | 1Gbps |
---|---|
上り最大速度 | 1Gbps |
自宅でのインターネット接続機会が多く、かつ「ポケットWi-Fiの通信速度だとやや不安…」という方には、enひかりはかなりマッチする接続サービスになるでしょう。
契約期間の縛り・解約手数料なし
enひかりには他の光回線サービスにおける2年契約・3年契約と言った「契約期間」の縛りはありません。
この点は、同時にenひかりの大きなメリットでもあり、大きな特徴でもあるでしょう。
近年では、契約期間の縛りのない光回線・固定回線サービスも多く見られる様になりましたが、その場合は2年契約プランや3年契約プランと比べて料金を割高にしているケースが殆どでした。
一方、enひかりはそういった契約期間の設定自体がなく、同様に解約手数料も発生しません。
環境の変化等で解約の必要性が出てきたときに、違約金を気にせず気軽に解約の手続きを取れるというのは、利用者からするととてもありがたいですよね。
WiFiレンタルが3泊4日無料
また、enひかりを契約している期間において、「モバイルWi-Fiのレンタルサービス」も利用できるようになります。
例えば、旅行や出張、その他入院や帰省など、一時的に自宅を離れる期間においてインターネット接続が必要な場合は、enひかりのWi-Fiレンタルサービスを利用できるということですね。
気になる料金は、1日390円から。その他、往復送料として870円が発生します。
かつ、1泊2日以上を注文した場合に年3回までは+3泊4日分が無料になります。※最短でも1泊2日分の料金+往復送料が必要。
また、申し込み後「最短翌日お届け(※当日16時までに申し込まれた場合)」としていますので、急な都合でモバイルWi-Fiルーターが必要になった場合も、心強いですね。
なお、enひかりのモバイルWi-Fiレンタルサービスを利用する際に、いくつか注意点があります。
- 「モバイルWi-Fiレンタル3泊4日無料」と書かれているが、まったく無料になるわけではない
- 「WiMAX+au LTE」と「ノーリミット(無制限)」2つのコースがあり、「ノーリミット(無制限)」コースでは選べる端末が少ない
- 端末を指定する際は、申し込みフォームの注文備考欄に希望する端末名を記載する必要がある
一点目については、先に説明した通りです。
二点目の2つのコースについては、「WiMAX+au LTE」コースの方が選べる端末が多く、WiMAXの最新端末を選ぶこともできます。
併せて、月間7GBまでのau 4G LTE回線も利用できます。一方、「ノーリミット(無制限)」コースは選べる端末が旧型で少なく、かつau 4G LTE回線も利用できません。その分「ノーリミット(無制限)」コースの方が若干料金がお安くなっていますので、2つのコースの違いを把握したうえでサービスをご利用されると良いでしょう。
また、三点目の「端末を指定する際は、申し込みフォームの注文備考欄に希望する端末名を記載する必要がある」については、記載なしの場合、希望しない旧型の端末が届いてしまうこともありますので、ご注意ください。
プロバイダと光回線がセット
光回線サービスは、光回線利用とプロバイダ利用とで2つにわかれて契約することが多いのですが、enひかりは「光回線とプロバイダがセットになったサービス」です。
その為、別々に契約する必要もありませんし、月々の請求も一つにまとめられます。
もちろん解約の際も一本で済みます。このあたりの手軽さも、enひかりの大きなメリットと言えるでしょう。
フレッツ光からの転用なら工事不要
また、enひかりは「光コラボ」でフレッツ光のインターネット回線を利用していますので、フレッツ光の契約からenひかりに転用(乗り換え)をする場合は、初期の工事費を発生させずに利用開始することができます。
初期費用は事務手数料(転用または事業者手数料2,000円)のみとなります。
v6プラス対応
また、enひかりは、より高速なインターネット接続を可能とする「v6プラス」(IPv6サービスとIPv4接続オプションサービスの併用)に対応しています。
高画質動画サイトの閲覧や、大容量のオンラインゲームなどデータ送受信を多く使うゲーム・アプリの利用などをされる方には、より快適なインターネット接続を目指しての「v6プラス」を利用されると良いでしょう。
ただし、enひかりでv6プラスを利用する際には別途料金が発生します。
このあたりは、以降の章「契約前に知るべきデメリット」でも触れますので、併せてご覧ください。
こんな方におすすめ
ここまで、enひかりのメリット7点についてお伝えしました。
具体的に、enひかりのインターネット利用がおすすめの方は、以下のようなタイプの方々でしょう。
- 自宅でのインターネット接続がメインとなる方
- 自宅の固定回線の月額料金を少しでも抑えたいという方
- 現在フレッツ光を導入しており、「月額料金をもっと安くできないか」とお考えの方
- 引っ越し等で2年以内に解約の可能性があるという方
尚、自宅以外でも外出先でインターネット接続する機会が多いという方は、併せてWiMAXをはじめとするポケットWi-Fiのご利用も選択肢に含めておくと良いでしょう。
以下に、WiMAX・ポケットWi-Fiについての参考記事を紹介しますので、宜しければ併せてご覧ください。
「勝手に割り」でUQ mobileユーザーがさらにお得
さて、enひかりは月額料金をかなり安くしているため特段大きなキャンペーンは行っていないのですが、ひとつ「勝手に割り」というユニークなキャンペーンを行っています。
こちらのキャンペーンは、enひかりとあわせて、格安スマホのUQ mobileを利用した場合、enひかりの月額料金を100円割り引きしてくれるサービスです。
「勝手に割り」の適用条件は、以下の通りです。
enひかり「勝手に割り」適用条件
①から③の適用条件をすべて満たした方
① enひかり契約者様又は同居のご家族のご名義でUQ mobileの契約があり、enひかりカスタマーセンターへ「勝手に割り」の申請を頂いた方。
② enひかりカスタマーセンターより、UQ mobileとのご契約が確認できる資料の提示を求められた場合に都度提示頂ける方。
③ UQ mobileユーザーでは無くなった場合、1ヶ月以内にenひかりカスタマーセンターへお申し出頂くことをお約束頂ける方。
※申請月の翌月の利用料から割引が適用されます。enひかり及びUQ mobileの契約が継続している限り、割引も継続いたします。
簡単に言うと、「enひかり」と「UQ mobile」両方の契約をして、かつenひかりのカスタマーセンターに電話して「勝手に割り」の申し込みを行い、その後必要に応じて契約書類の提示をすれば、晴れて「勝手に割り」が適用され、翌月からenひかりの月額料金が100円割り引かれるということですね。
現在UQ mobileをご利用の方、または格安スマホでの契約を検討中でUQ mobileが気になっている方は、併せて検討してみると良いでしょう。
契約前に知るべきデメリット・注意点
さて、ここまでenひかりの特徴について、主にメリット面を中心にお伝えしましたが、そのほか知っておきたいデメリット・注意点もあります。
enひかりの契約前に知っておきたいデメリット・注意点としては、以下4点が挙げられます。
- 工事費用が必要
- v6プラスを利用する場合は別途ルーターが必要
- キャンペーンがない
- キャリア割がない
それぞれ、順を追って見ていきましょう。
工事費用が必要
こちらは特段enひかりに限ったことではなく、すべての固定回線サービスに言えることですが、自宅に光回線を引く際には工事費用が発生します。
工事費用は、大きく3つのパターンに分かれて金額が異なります。
無派遣工事 | 2,000円 |
---|---|
訪問工事あり、屋内配線新設なし | 7,600円 |
訪問工事あり、屋内配線新設あり | 15,000円 |
ご自身の自宅にenひかりを開通する場合に、どのパターンの工事が必要となるかについては専門者の確認が必要となりますので、一度enひかりに問い合わせてみると良いでしょう。
enひかりお問い合わせ先
enひかりブロードバンド受付センター
フリーダイヤル 0120-91-5586
10:00〜20:00 年中無休・土日祝日も営業(年末年始を除く)
さて、最近では「初期工事費用無料」を謳っている固定回線サービスもいくつか出てきていますが、そうすると「enひかりよりもそちらのほうがお得なのでは…?」と思われた方もいらっしゃることでしょう。
ですが、enひかりは先にお伝えした通り月額料金が固定回線サービス内でも最安値ですので、例えば戸建てだと約9ヵ月、マンションだと約12ヵ月利用すれば、初期費用無料の固定回線サービスも安くなります。
ですので、enひかりで発生する工事費用は確かに注意点として挙げられますが、それでも「初期費用の安さで吸収できる範囲」というイメージでいたほうが良いでしょう。
v6プラスを利用する場合は別途ルーターが必要
「enひかりのメリット」で紹介した「v6プラス」ですが、実際に利用される際はv6プラスに対応したルーターが必要となります。
現在お持ちのルーターがv6プラスに対応しているかは、ルーターの販売元に確認するか、またはenひかりのページにて、「現在確認済み(v6プラスに対応していることが確認できている)ルーター」の一覧がありますので、確認しておくと良いでしょう。
また、enひかりでv6プラスを利用する際は、別途月180円の追加料金が発生しますので、こちらもご注意ください。
キャンペーンがない
デメリットというほどではないかもしれませんが、enひかりには入会時・契約時におけるキャッシュバック等のキャンペーンはありません。
その分月額料金が安くなっていますので、トータル的にはお得感は損なわれませんが、それでも「キャンペーン内容を重要視する」という方には、enひかりは少しだけ物足りなく感じるかもしれませんね。
キャリア割がない
ドコモ光やau光、ソフトバンク光の光回線では、通信端末(携帯電話・スマホ)も同じくドコモやau、ソフトバンクでそろえた場合「キャリア割」が発生しますが、enひかりにはそのキャリア割の特典はありません。
一方、前述のUQ mobileとの併用で使える「勝手に割り」がありますので、UQ mobileユーザーにはこれがキャリア割りの感覚でご利用できるかもしれませんね。
また、主要3キャリア以外の格安スマホ、格安simを利用している方々には、そもそも「キャリア割り」自体は対象外となるでしょうから、そういった方にもenひかりはおすすめと言えるかもしれません。
enひかりの解約方法
続いては、enひかりの解約方法についても見ていきましょう。
enひかりの解約方法は、「カスタマーセンターへの電話」(03-5534-9997)となります。
名称 | enひかりカスタマーサポートセンタ |
---|---|
電話番号 | 03-5534-9997 |
営業日 | 年中無休 ※年末年始は休業 |
営業時間 | 10:00〜20:00 |
解約タイミングは、解約月の20日まで。
20日当日は回線の混みあいも予想されますので、なるべく早めに解約の連絡を入れるようにすると良いでしょう。
enひかりの解約方法
解約方法 | カスタマーセンターへの電話 |
---|---|
解約タイミング | 解約月の20日まで |
また、その際にenひかりから提供されたレンタル機器がある場合は、運営会社から別途送られる「接続機器返却キット」を利用して指定された住所に返送する必要があります。
その際の返却方法詳細については、あわせて上記カスタマーセンターに確認をしておくことをおすすめします。
enひかりの基本情報
ここまで、enひかりの評判、メリット、注意点(デメリット)等について触れてきました。
最後に、enひかりの基本情報をまとめておきましょう。
enひかりの基本情報
運営会社 | enひかり |
---|---|
回線速度 |
下り最大:1Gbps 上り最大:1Gbps |
月額料金 |
マンション:3,300円/月 戸建て:4,300円/月 |
初期費用 |
転用または事業者変更の方:2,000円 新規の方:5,000円〜(事務手数料:3,000円+工事費用:2,000円〜15,000円) |
オプション |
enひかり電話:500円 enひかりリモートサポート:500円 enひかりライフサポート:500円 enひかりテレビ(フレッツ・テレビ):750円 |
支払い方法 | クレジットカード、口座振替 |
自宅での大容量インターネット通信を求める人は、enひかりがおすすめ
ここまでお読みになられて、いかがでしたでしょうか。
enひかりの最大のメリットと言えば、やはり「月額料金の安さ」と「契約期間の縛り・解約手数料なし」が挙げられるでしょう。
現在ポケットWi-Fiを利用していて回線の不安定さに悩んでいる方や、光回線を利用しているが、料金の高さや契約期間の縛りが気になっているという方は、enひかりが現時点でもっともおすすめのインターネット接続サービスになるのではないでしょうか。
皆さんの快適なインターネットライフを実現していく際に、この記事が少しでもお役立てできることを、心より願っています!
11月のおすすめモバイルWi-FIサービス
サービス名/プロバイダ・キャンペーン・プラン | 回線 | 契約年数 | 月額料金 | ||
---|---|---|---|---|---|
BBN Wi-Fi | トリプル キャリア |
2年 | 3,250円/月 | 公式サイト | |
ギガWi-Fi (U2sプラン) |
トリプル キャリア |
3年 | 3,250円/月 | 公式サイト | |
WiMAX (GMOとくとくBB 月額値引き) |
WiMAX2+ | 3年 | 3,344円/月 (1〜2ヶ月目2,590円、 25ヶ月目〜4,263円) |
公式サイト |