外出先でも、自由にネット接続できるWiMAX。
興味を持ちつつも、「テザリングとどう違うんだろう?」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに、テザリングもWiMAXも「外出先で、いつでもインターネット接続できる」という機能があります。
ですが、両者のそれ以外の特徴は大きく異なります。
これまでテザリングを使っていた人が、WiMAXを持ったことによって「とても便利になった!」となる人もたくさんいらっしゃいます。
では、どんな人がテザリングよりもWiMAXを使うと便利なのでしょうか。
今回は、テザリングとWiMAXの違いから、両者それぞれのメリット、デメリットについて詳しくお伝えしていきたいと思います。是非ご覧ください!
目次
そもそもテザリングって何?
テザリングは、私たちが持っているスマートフォンを「モバイルWi-Fiルーター(アクセスポイント)」として利用できる機能です。
テザリングをすることによって、手元のPCやタブレットにインターネット接続をすることができます。
つまりは、スマートフォンにテザリング機能を付ければ、外出先どこでもPCをネット接続して作業することができる、ということですね。
ただし、テザリングをすでにご利用されている方はご存知の通り、テザリングには以下の弱点(デメリット)があります。
- テザリングを利用すると、スマートフォンの速度制限がかかりやすい
- テザリングを使うと、バッテリーの消耗が激しくなる
テザリングを利用すると、スマートフォンの速度制限にかかりやすい
多くのスマートフォンは月額の通信量を「7GB」までと制限をかけています。
ところが、テザリングを使ってしまうとこの7GB制限まですぐに消費してしまうことが少なくありません。
理由は、PCでインターネットを利用する際は、ビジネス上のデータのやり取りや、高画質動画の鑑賞等、相応な通信量を必要とするからです。
スマートフォンが通信制限モードになると、テザリングはおろかスマートフォン自体の活用もかなり制限されてしまいますよね。
現在テザリングを活用されている方は、この通信制限を気にしながら利用されている方が殆どでしょう。
テザリングを使うと、バッテリーの消耗が激しくなる
テザリングを使うと、スマートフォン側でのデータの処理が行われるため、当然バッテリーの消費が激しくなります。
充電100%のスマートフォンでも、テザリングをし続けた場合2〜4時間で充電はなくなるでしょう。
ですので、いかにテザリングが「外出中どこでもインターネット接続できる」と言えども、その耐用時間はかなり制限される、ということですね。
テザリングとWiMAXの機能・スペック比較
さて、テザリングの概要を抑えたところで、ここで改めてテザリングとWiMAXの機能・スペックを比較して見ましょう。
テザリングとWiMAXの機能・スペック比較表
※ WiMAXは「ギガ放題」プラン、Speed Wi-Fi NEXT W05のものを参考に記しています。
テザリング | WiMAX | |
---|---|---|
通信速度(下り) ※理論値 |
〜150Mbps | 548Mbps〜708Mbps |
通信量の制限 |
月7GBまでのものが多い ※7GBを超えて利用した場合、 |
通信量無制限 ※3日で10GBを超えた場合、 |
バッテリー (連続通信時間) |
2〜4時間 | 6〜10時間 |
月額料金 | スマホ料金プラスオプション代として 500円発生(docomoは端末代に含まれる) |
4,000円前後 |
こうしてみると、テザリングよりWiMAXのほうが圧倒的にハイスペックなのが見て取れますね。
一方でWiMAXは「月額料金4,000円前後」と相応のコストも発生します。
テザリングよりも高性能で利便性が上がって当然の金額とも言えるでしょう。
ですが、ここで押さえておきたいのは、「通信速度」と「通信量の制限」です。
WiMAXはテザリングと比べて圧倒的な通信速度、そして潤沢な通信量をもって利用することができます。
この2つの条件を持つだけで、同じ「インターネット接続」でも利用シーンは劇的に変化します。
例えば、ハイクォリティなオンラインゲームをプレイするであったり、高画質映画をネットで鑑賞するであったり、ビジネスシーンにおいてもデータのやり取りでダウンロード速度や通信量を気にすることもなくなるでしょう。
つまりは、テザリングは「スマートフォンで出来るインターネット接続の延長線上」に位置するサービスで、WiMAXは「外出先または自宅で様々なインターネット接続を行うことを想定した」サービスと言えることができます。
テザリング、WiMAXそれぞれのメリット
前章ではテザリングよりWiMAXのほうが機能・スペック面で圧倒的に勝っていることをお伝えしましたが、それでも「テザリングのほうが手軽で良い」という人もいます。
そこで、ここからはテザリング、WiMAXそれぞれのメリットについて整理してみましょう。
テザリングのメリット
- スマートフォン一本で、手軽に外出先でPC、タブレットに向けてネット接続できる
- テザリング利用のコストはそれ程かからない
- 対応する通信エリアが広い
テザリングのメリットと言えば、やはり「スマートフォン一本の手軽さ」でしょう。
WiMAXを利用する際は、専用の機器が必要となりますので持ち物はどうしても1つ増えてしまいます。
また、コスト的にも安価ですので、「自宅では固定通信が引かれているし、外出先ではそんなにネット接続することもない」という方は、テザリングのほうが相性が良いかもしれませんね。
WiMAXのメリット
- 通信量を気にせず、いつでも、どこでも大容量データのやり取りができる
- 自宅用回線(Wi-Fiルータ)としても活用できる
- テザリングと比べてバッテリーの持ちが良く、外出先で終日利用することができる
対するWiMAXのメリットは、やはり「通信量を気にせず、いつでも、どこでも大容量データのやり取りができる」ことに尽きます。
特に外出や出張の多いビジネスマンは、WiMAXはなくてはならい必需品にもなりうることでしょう。
また、その「大容量のデータを扱える」メリットを利用して、自宅用回線として家族で活用することもできます。
そうすることによって、家のネット接続の固定費を浮かすことができれば、コスト面のメリットも大きくなりそうですよね。
テザリング、WiMAXそれぞれのデメリット
続いては、テザリング、WiMAXそれぞれのデメリットについても触れておきましょう。
テザリングのデメリット
- 通信量が限られているので、スマートフォンの速度制限にかかりやすい
- バッテリーを消費しやすい(充電がすぐになくなる)
- そもそも、大容量データのやり取りに適していない
デザリングのデメリットとしては、冒頭でも述べた通り「スマートフォンの速度制限にかかりやすい」こと、そして「バッテリーを消費しやすい」が一番に挙げられます。
かつ、テザリングはスマートフォンと同体ですので、これら状況にあるとスマートフォンの通常の利用にも制限がかかってしまうのが厄介なところでしょう。
「テザリングを使用しすぎて速度制限になってしまったため、月末はスマートフォンでネット鑑賞もままならなくなってしまった…」というのは、多くの人が経験しているところではないでしょうか。
また、3つ目の「そもそも、大容量データのやり取りに適していない」においては、外出先のインターネット利用にて動画鑑賞やビジネス上のデータやり取り、その他オンラインゲームなどのインターネット接続を行う際はテザリングは向いていない、ということですね。
このあたりのデメリットが引っかかるという方はWiMAXのご利用を検討されると良いでしょう。
WiMAXのデメリット
- 持ち物としてかさばる
- 固定費(月額料金)が発生する
続いて、WiMAXのデメリットについても観ていきましょう。
WiMAXのデメリットは、「持ち物としてかさばる」、「固定費(月額料金)が発生する」、この2点が主たるデメリットです。
逆にこれらデメリットが気にならないという方で、外出先を含めた快適なインターネット利用をご希望の方はWiMAXが向いているということでしょう。
テザリング、WiMAXが向いている人こんな人!
ここまでで、テザリング、WiMAXそれぞれの特徴はご理解も進まれたことでしょう。
おさらいも兼ねて、テザリング・WiMAXそれぞれどんな人が向いているか、まとめてみましょう。
テザリングの利用が向いている人
- 外出先のインターネット利用は、メールかネット鑑賞のみ、という人
- 自宅や職場での固定回線が利用できており、外出先でのネット利用はほとんどしなくて済む人
- 月額料金をなるべく抑えたいという人
WiMAXの利用が向いている人
- 外出先のインターネット利用の機会がとても多いという人
- 外出での業務、出張が多い人。
- ビジネスでのデータやり取りが頻繁にあるという人
- スマホ・PCでの動画鑑賞やオンラインゲームが好きだという人
- 家に固定回線がなく、かつ外出先でもインターネット接続する機会があるという人
──こうしてみると、テザリング・WiMAXどちらが向いているか一目瞭然ですよね。
もしこれまでの内容をご覧になられて、「自分はWiMAXの利用が向いてそうだ」とお思いになられたら、次の章でお薦めのWiMAXプロバイダ(契約先)を紹介していますので、引き続きご覧いただければと思います。
はじめてのWiMAX契約時に、お薦めのWiMAXプロバイダ
WiMAXを購入する際は、店頭での購入よりWebからの「WiMAXプロバイダ」経由での購入がお薦めです。
理由は、Webからのプロバイダ経由でWiMAXをご契約された場合、キャンペーン等で店頭購入よりも大分安く利用することができるからです。
ただし、現在国内のWiMAXプロバイダは約20。それぞれのプロバイダで展開するキャンペーンも実際の価格自体も異なります。
そこで、「今回初めてWiMAXを契約する」という方向けにお薦めのWiMAXプロバイダを紹介します。
紹介しますのは、以下の2つのプロバイダです。
- GMOとくとくBB
- Broad WiMAX
キャッシュバックキャンペーンの手厚さ、トータルコストの良さで、一押しはGMOとくとくBB
現在、トータルコストの良さで最もお薦めのWiMAXプロバイダは「GMOとくとくBB」です。
GMOとくとくBBは、「お名前.com」や「GMOクリック証券」「GMOクラウド」など多くのサービスを展開するGMOインターネット株式会社が提供するプロバイダサービスです。
GMOとくとくBBは、キャッシュバックあり・なし、どちらでも安い!
高額なキャッシュバックを売りにしているGMOとくとくBBですが、キャッシュバックなしの月額値引き特典でも匹敵するほどの安さです。
キャッシュバックは受け取りリスクがありますので、キャッシュバックあり・なしで特典が選べるのに安いのは嬉しいですね。
その他、以下の特徴・メリットもありGMOとくとくBBは非常にバランスの取れたWiMAXプロバイダです。
- 最新端末が無料で入手できる
- 最短で、翌日に端末が届く
- 20日以内ならキャンセルOK
GMOとくとくBBのプロバイダについては、以下記事でも詳しく紹介しています。WiMAXプロバイダをお探し中の方は、是非併せてご覧ください。
まとめ 「外出先でも、インターネット活用の幅を広げたい!」という方はWiMAXがお薦め!
ここまでお読みになられて、いかがでしたでしょうか。
テザリングとWiMAX、ともに「外出先でもインターネット接続できる機能」ですが、その活用シーン、そしてメリット・デメリットは大きく異なってくることが、イメージできたことと思います。
もし今「WiMAXを購入しよう」と思われた方は、各WiMAXプロバイダでキャンペーンが活性している今このタイミングを、活用していけると良いかもしれませんね。
皆さんの快適なインターネットライフを実現していく際に、このサイトが少しでもお役立てできることを、心より願っています!
11月のおすすめモバイルWi-FIサービス
サービス名/プロバイダ・キャンペーン・プラン | 回線 | 契約年数 | 月額料金 | ||
---|---|---|---|---|---|
BBN Wi-Fi | トリプル キャリア |
2年 | 3,250円/月 | 公式サイト | |
ギガWi-Fi (U2sプラン) |
トリプル キャリア |
3年 | 3,250円/月 | 公式サイト | |
WiMAX (GMOとくとくBB 月額値引き) |
WiMAX2+ | 3年 | 3,344円/月 (1〜2ヶ月目2,590円、 25ヶ月目〜4,263円) |
公式サイト |