2018年12月7日より、WiMAXの最新機種「WiMAX HOME 01」がリリースされました。
「WiMAX HOME 01ってどうなんだろう?」と気になっている方や、HOME 01での契約を検討されている方は多いのではないでしょうか。
WiMAX HOME 01は「据え置き型」のWiMAXホームルーターです。
据え置き型のWiMAXルーターといえば、以前までは「Speed Wi-Fi Home L01」の製品がありましたので、「WiMAX HOME 01とSpeed Wi-Fi Home L01の違いは何だろう?」と気になっている方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで今回は、そのWiMAX HOME 01の機能・スペック、それからメリット・デメリットについて、Speed Wi-Fi Home L01とも比較しながら見ていきたいと思います。
この記事を読めば、WiMAX HOME 01があなたにとってお得で活用しやすいWiMAXなのか、しっかりと理解できることでしょう。是非ご覧ください!
目次
WiMAX HOME 01の機能・性能・スペック
はじめに、WiMAX HOME 01の基本機能・性能・スペックについて見ていきたいと思います。
WiMAX HOME 01のスペック一覧
商品名 | WiMAX HOME 01(ワイマックスホーム01) |
---|---|
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 |
通信方式 | ・WiMAX 2+ ・au 4G LTE |
最大通信速度 | 下り:440Mbps 上り:75Mbps |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯) IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz帯) |
寸法 | 約W 70×H155×D100Dmm |
質量 | 約338g |
バッテリー容量 | コンセントから直接供給 |
カラーバリエーション | ホワイトのみ |
最大同時接続数 | 最大22台 ・LANポート:2台 ・2.4GHz:10台 ・5GHz:10台 |
対応OS | Windows® 10、8.1、7 Mac OS X v10.14〜10.5 |
WiMAX HOME 01のスペックでまず注目したいのが、最大通信速度の下り440Mbpsと上り75Mbpsの安定した速度。提供元が国産会社の「NECプラットフォームズ株式会社」という点も、安心できるという方も多いことでしょう。
一方、WiMAX HOME 01は据え置き型のホームルーターですので、電力供給はコンセントからのみとなっております。他のWiMAX機器のように、充電して外出先にも携帯するといった使い方はできませんのでご注意ください。
「スペック情報だけだと、いまひとつWiMAX HOME 01について、良いのか悪いのかイメージ付かない」という方は、続いて次章以降の「WiMAX HOME 01のメリット・デメリット」についてもご参考ください。
WiMAX HOME 01のメリット
さて、WiMAX HOME 01の、他の機器にはない独自の強み・メリットとしては、大きく以下の点が挙げられます。
- 初期工事なしのスピード設定。運用時における設定変更はスマホアプリからカンタンに
- ホームルーターとしての利用に適した、高性能Wi-Fi通信
- WiMAXハイパワー対応
- Google HomeやAmazon EchoなどのスマートスピーカーをはじめとするIoT機器と連動できる
それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
初期工事なしのスピード設定。運用時における設定変更はスマホアプリからカンタンに
WiMAX HOME 01は他のWiMAX端末同様、初期工事なしにすぐにインターネット接続を行うことができます。
つまり、電源コンセントを入れてしまえば、そのまま使用可能になるということですね。
光回線などの固定回線の場合は、初期工事等の手間が発生しますので、このあたりの手軽さにメリットを感じてWiMAXのホームルーターを利用される方も少なくありません。
また、設定後は専用のスマホアプリから接続状況のチェックや通信モードの変更等を簡単に行うことができます。
ホームルーターとしての利用に適した、高性能Wi-Fi通信
WiMAX HOME 01は電波を送信する際のアンテナ機能が強化されており(高性能なワイドレンジアンテナとμSRアンテナ搭載)、さらには「ビームフォーミング」という電波の送信方向を適切に調整する機能もついて、広い範囲での「安定した通信」が実現できます。
その結果、従来機種に比べ「電波が弱い場所での受信速度が約50%向上しています」(公式サイトより)とのことで、これまで「WiMAXだと接続が安定しなかった」という方も、安心して利用ができることでしょう。
WiMAXハイパワー対応
WiMAX HOME 01は、「WiMAXハイパワー」という機能を実装しています。
このWiMAXハイパワーとは、電波の受信が弱い時に通信品質を向上させる働きを持ちます。
「電波の受信が弱い時」というのは、例えば建物内の壁に囲まれたところであったり、建物内の奥まった位置にいる等の影響で、インターネット接続がつながりにくくなる時です。
つまり、これまでWiMAXにあった「奥まった建物内や障壁があったときにつながりにくくなることがある」というウィークポイントを改善されているということですね。
公式サイトでは、「(従来機比較で)自宅内の電波が届きにくい場所での通信速度が約70%向上」としていますが、これまでWiMAXのホームルーターを利用していてたまに繋がりにくさを感じていた方も、WiMAX HOME 01ではスムーズにインターネット接続できる可能性が高まることでしょう。
Google HomeやAmazon EchoなどのスマートスピーカーをはじめとするIoT機器と連動できる
最近何かと話題のGoogle HomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカー。
そのほかインターネット接続で遠隔での調整や自動運用が可能なIoT機器について、WiMAX HOME 01はしっかり対応しています。
※対応状況の詳細については、IoT機器メーカーにご確認ください。
WiMAX HOME 01のデメリット
一方で、WiMAX HOME 01にはデメリットがないのかというと、残念ながら若干3点ほどあります。どのようなデメリットかというと、以下の通りです。
- 利用可能は屋内のみになるため、従来の持ち運び用WiMAXと比べると活用シーンはどうしても狭まる
- 最大同時接続数は22台(Wi-Fiは20台)まで。中規模ネットワークにはやや不向き
- 端末機器代が有料になるケースがある(店頭やUQ WiMAXで契約した場合)
このあたりのデメリットがあまり気にならないという方もいらっしゃるでしょうが、重要視される方もいらっしゃることでしょう。項目ごとに詳しく見ていきたいと思います。
利用可能は屋内のみになるため、従来の持ち運び用WiMAXと比べると活用シーンはどうしても狭まる
前述の通りWiMAX HOME 01は、電源供給方式はコンセントからの供給のみとしています(内部バッテリーはついていない)。つまり、WiMAX HOME 01を使える場所=電源コンセントがあるところに限られる、ということですね。
また、通常のモバイルWi-Fiルーターと比べると大きさ、質量も相応になりますので持ち運びには向きません。
「持ち運び用のWi-Fiルーター」を求められている方はWiMAX HOME 01は向かないでしょう。
最大同時接続数は22台(Wi-Fiは20台)まで。中規模ネットワークにはやや不向き
また、WiMAX HOME 01を契約される場合は複数人または複数機器での利用をイメージしてのケースが殆どでしょう。
ですが、WiMAX HOME 01の最大同時接続数は22台(Wi-Fiは20台)までです。
例えば従業員が20人を超える環境での利用にはやや不向きでしょう。
一方、WiMAX HOME 01と同じくホームルーターであるSpeed Wi-Fi Home L01は最大同時接続数42台(Wi-Fiは40台)まで接続可能です。
WiMAX HOME 01の購入を検討する際に、この「最大同時接続数」がネックになるという方もいらっしゃるでしょうね。
端末機器代が有料になるケースがある(店頭やUQ WiMAXで契約した場合)
2018年現在、WiMAX HOME 01は店頭およびいくつかのWiMAXプロバイダ(Web上)から契約可能ですが、一部店頭・プロバイダでは端末機器代が有料になります。
特に注意したいのが、WiMAXの本家本元である「UQ WiMAX」で契約した場合、端末機器代として4,800円(税抜き)が発生します。
こちらについては、WiMAX HOME 01の端末代を無料で提供しているプロバイダもありますので、何かもっともな理由がない限りは端末機器代を無料としているWiMAXプロバイダで契約したほうが良いでしょう。
参考:WiMAX HOME 01を提供しているWiMAXプロバイダと端末機器代
WiMAXプロバイダ | WiMAX HOME 01端末機器代 |
---|---|
UQ WiMAX | 4,800円 |
GMOとくとくBB | 0円(無料) |
Broad WiMAX | 0円(無料) |
So-net WiMAX | 0円(無料) |
@nifty WiMAX | 0円(無料) |
DTI WiMAX | 0円(無料) |
HOME01とSpeed Wi-Fi HOME L01sどっちがいい?スペックを比較
ここまでで、WiMAX HOME 01の基本機能およびメリット、デメリットについてお伝えしてきました。
ここで一度、WiMAXホームルーターの準最新端末であるSpeed Wi-Fi HOME L01sとスペック比較をしてみましょう。
WiMAX HOME 01とSpeed Wi-Fi HOME L01sのスペック比較
商品名 | WiMAX HOME 01 | Speed Wi-Fi HOME L01s |
---|---|---|
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 | HUWAI |
通信方式 | ・WiMAX 2+ ・au 4G LTE |
・WiMAX 2+ ・au 4G LTE |
最大通信速度 | 下り:440Mbps 上り:75Mbps |
下り:440Mbps 上り:30Mbps |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯) IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz帯) |
IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯) IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz帯) |
寸法 | 約W 70×H155×D100Dmm | 約W93×H180×D93mm |
質量 | 約338g | 約450g |
バッテリー容量 | コンセントから直接供給 | コンセントから直接供給 |
カラー | ホワイトのみ |
ホワイトのみ |
最大同時接続数 | 最大22台 ・LANポート 2台 ・2.4GHz 10台 ・5GHz 10台 |
計42台 ・LANポート×2台 ・Wi-Fi SSID×2×20台 |
対応OS | Windows® 10、8.1、7 Mac OS X v10.14〜10.5 |
Windows® 10、8.1、7 Mac OS X v10.14〜10.5 |
※赤字部分が、WiMAX HOME 01とSpeed Wi-Fi HOME L01sの差分箇所になります。
WiMAX HOME 01とSpeed Wi-Fi HOME L01sを比べてみたときに、そのデザイン・形状も非常によく似ているだけでなく、スペック面も同様となるところが多々見受けられます。
注目するポイントは、まず前述の通り「最大同時接続数」が異なる点。
こちらは、WiMAX HOME 01よりもSpeed Wi-Fi HOME L01sのほうが多くの端末に接続できます。
形状で言うと、WiMAX HOME 01のほうがSpeed Wi-Fi HOME L01sよりもやや小ぶりとなっています。質量で見ても、Speed Wi-Fi HOME L01sの方が重くなってますね。
それから、上記スペック表には記載されていませんが、WiMAX HOME 01には、「WiMAXハイパワー」や「ビームフォーミング」「高性能なワイドレンジアンテナとμSRアンテナ」搭載といったアドバンテージがあります。
これら点を鑑みて、WiMAXホームルーター選びの際は、最大同時接続数がクリアできるのならSpeed Wi-Fi HOME L01sよりもWiMAX HOME 01を選んだほうが良いでしょう。
5) プロバイダはGMOとくとくBBがおすすめ
さて、ここまでの内容をお読みになられて、「WiMAX HOME 01を契約しよう」と思われた方は、次は契約先のプロバイダ選びを行うことになるでしょう。
現在国内には約20のWiMAXプロバイダがありますが、その中で最もおすすめのプロバイダはGMOとくとくBBです。
GMOとくとくBBの特徴
- トータルコストが業界最安値!
- キャッシュバック特典プランの他、月額割引特典など、いくつかのキャンペーンを選ぶことができる
- 契約後、端末は即日発送ですぐに手元に届く!
- 最新端末での契約が可能!WiMAX HOME 01も対応!
GMOとくとくBBの一番の特徴は、とにかくトータルコストが業界安値であることです。
その他、WiMAX機器にて今回のWiMAX HOME 01をはじめとする最新端末を無料で選べること、即日発送であること等、サービス面も非常にバランスが良いところも特徴です。
GMOとくとくBBのおすすめプラン
- キャッシュバックキャンペーン
- 月額割引キャンペーン
GMOとくとくBBでWiMAXの契約をする場合は、上記2つのプランのいずれかを選ばれると良いでしょう。
一つ目の「キャッシュバックキャンペーン」は、その名の通りキャッシュバックがお得なプランです。
もうひとつの「月額割引キャンペーン」は、キャッシュバックがない代わりに、月々の月額料金がかなり安くなっているプランです。
どちらも他のWiMAX2+を提供している他プロバイダと比べてかなり安値となっていますが、キャッシュバックキャンペーンのほうがより金額的にお得になっています。
ですが一方で、「キャッシュバックキャンペーンで、数か月後に本当にキャッシュバック額が戻ってくるか不安…」という方もいらっしゃることでしょう。その場合は、こちらの月額割引キャンペーンを選ばれると良いかもしれませんね。
GMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーン
GMOとくとくBBがかねてより提供している、キャッシュバック額最大42,200円がウリのキャンペーン。
GMOとくとくBBの月額割引キャンペーン
キャッシュバック額の代わりに月額料金をかなり引き下げた、GMOとくとくBBの新しいキャンペーン。月額の料金がとっても安い!
GMOとくとくBBのプロバイダについては、以下記事でも詳しく紹介しています。WiMAXプロバイダをお探し中の方は、是非併せてご覧ください。
まとめ) 安定した接続でのホームルーターをお探しの方は、WiMAX HOME 01を!
ここまでお読みになられて、いかがでしたでしょうか。
一度、WiMAX HOME 01のメリット・デメリットをおさらいしてみましょう。
WiMAX HOME 01のメリット
- 初期工事なしのスピード設定。運用時における設定変更はスマホアプリからカンタンに
- ホームルーターとしての利用に適した、高性能Wi-Fi通信
- WiMAXハイパワー対応
- Google HomeやAmazon EchoなどのスマートスピーカーをはじめとするIoT機器と連動できる
WiMAX HOME 01のデメリット
- 利用可能は屋内のみになるため、従来の持ち運び用WiMAXと比べると活用シーンはどうしても狭まる
- 最大同時接続数は22台(Wi-Fiは20台)まで。中規模ネットワークにはやや不向き
- 端末機器代が有料になるケースがある(店頭やUQ WiMAXで契約した場合)
WiMAX HOME 01を選ぶ際に、まず重要となる観点が、「(従来のWiMAX機器のような)持ち運び用のWi-Fiルーターとして使用するか」です。
持ち運びをする前提の場合は、WiMAX HOME 01は据え置き型のホームルーターですので適しません。
Speed Wi-Fi NEXT W05やSpeed Wi-Fi NEXT WX05といった、モバイル型のWi-Fiルーターを選ぶべきでしょう。
また、据え置き型のホームルーターとしてWiMAXを活用されたい方は、上記の「WiMAX HOME 01のデメリット」を今一度確認し、特に気にならないという方は、迷わずWiMAX HOME 01を選ばれると良いかもしれませんね。
皆さんの快適なインターネットライフを実現していく際に、このサイトが少しでもお役立てできることを、心より願っています!
12月のおすすめモバイルWi-FIサービス
サービス名/プロバイダ・キャンペーン・プラン | 回線 | 契約年数 | 月額料金 | ||
---|---|---|---|---|---|
BBN Wi-Fi | トリプル キャリア |
2年 | 3,250円/月 | 公式サイト | |
ギガWi-Fi (U2sプラン) |
トリプル キャリア |
3年 | 3,250円/月 | 公式サイト | |
WiMAX (GMOとくとくBB 月額値引き) |
WiMAX2+ | 3年 | 3,344円/月 (1〜2ヶ月目2,590円、 25ヶ月目〜4,263円) |
公式サイト |