月額料金が3,280円と安く、かつ契約期間も1年間で短い「どこよりもWiFi」が気になっていませんか。
どこよりもWiFiは、国内・海外でも利用可能なモバイルWiFiルーターです。
パッと目を引く特徴は、月額3,280円の安さと、公式サイトでも記されている「WiFi使い放題」の大容量通信でしょう。
ですが、どこよりもWiFiはたしかに最安級のモバイルWiFiサービスではあるのですが、契約・利用の際にいくつかの注意点・デメリットがあります。
利用する人によってはどこよりもWiFiよりも他のモバイルWiFiサービスがおすすめになることもありますので、契約の際は慎重に判断するべきでしょう。
この記事では、そんなどこよりもWiFiの特徴からメリット・デメリットまで詳しくお伝えしていきます。
どこよりもWiFiがあなたにとってもっともおすすめのモバイルWiFiサービスか見極めるうえでも、ぜひご覧ください!
目次
どこよりもWiFiの特徴・評判は?
はじめに、どこよりもWiFiの主な特徴について見ていきましょう。
どこよりもWiFiの運営会社
どこよりもWiFiを運営するのは、株式会社Wiz(ワイズ)といって、2012年設立の、光回線やWiFi、IoT、ICTシステム、キャッシュレス、求人メディア、保育サポートなど多岐に渡るサービスを展開する会社です。
同社は東京豊島区のほか全国に18の支社を持ち、従業員数は1,098人(2019年10月時点 企業HPより)。企業規模としてかなり大きいことがうかがわれます。
また、同社の子会社には、光コラボや格安スマホ、WiMAXなどのプロバイダ「Drive」を提供する株式会社Twelveがあり、そこではどこよりもWiFiと同じくモバイルWiFiサービスとして「hy-fi ハイパーマルチWiFi」を提供しています。
株式会社Wizおよびグループ会社において、モバイルWiFiサービスの運用実績は相応に積みあがっていると言えるでしょう。
ちなみに、同社公式サイトの「どこよりもWiFi」紹介ページには「1年プラン」と「2年プラン」のメニューがあります。
ですが、上記にある2年プランとは前述の「hy-fi ハイパーマルチWiFi」のことを指しており、「どこよりもWiFi」自体は1年プランの提供のみとなっています(念のため、運営会社に電話で確認しました)。
hy-fi ハイパーマルチWiFiはどこよりもWiFi同様に料金は安めとなっておりますが、契約期間が2年間と長めに設定されています。
また現在(2020年2月)は公式サイトでの紹介はされていませんので、どこよりもWiFiでの契約を検討の際はhy-fi ハイパーマルチWiFiではなく1年契約のどこよりもWiFiのみで検討を進めたほうが良いでしょう。
クラウドSIMによるトリプルキャリア対応で、海外利用も可能
どこでもWiFiで利用するモバイルWiFi端末は、Glocal ME製の「U2s」です。
通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsとなっています。
また、通信回線においては「クラウドSIM」を搭載しており国内・海外それぞれのシチュエーションにおいて最適な回線が自動で選択できるようになっています。※海外利用時は、別途料金が発生します。
クラウドSIMのイメージ
国内においても「トリプルキャリア」といって、どこでもWiFiは国内主要回線ドコモ・au・ソフトバンクを利用でき、そのときどきに応じて最適な回線を自動で選択して利用してくれるのです。
どこよりもWiFiの料金
続いては、どこよりもWiFiの料金プランについて見ていきましょう。
どこよりもWiFiの料金プラン
利用料金 | 3,280円/1年契約 |
---|---|
初期費用 | 3,000円 |
契約解除料 | 9,500円 |
機器損害金 | 18,000円 |
利用料金1ヶ月「3,280円」の低価格が際立ちますね。
契約更新月以外に解約した場合は、契約解除料として9,500円が発生しますが、他のモバイルWiFiサービスと比較して、ここもほぼ同等のコストと言えるでしょう。
どこよりもWiFiの評判
実際にどこよりもWiFiを利用した方の評判・口コミについては、まだネット上(twitterや、Instagram)では確認されませんでした。
今後どこよりもWiFiの利用者が増えるにあたって、評判・口コミは増えてくるでしょう。
確認でき次第、この記事でも紹介していこうと思います。
どこよりもWiFiのメリット
続いては、どこよりもWiFiを選定するうえで押さえておきたいメリットについて見ていきましょう。
メリットとして注目すべきは、以下の2点です。
- 料金が安い
- 1年契約が可能
料金が安い
どこよりもWiFiの最たるメリットとしては、「料金の安さ」が挙げられるでしょう。
何度かお伝えしている通り、どこよりもWiFiの月額料金は「3,280円」。
この金額は、同様のスペックのモバイルWiFiサービスを提供する他社と比較しても最安値の部類に入ります。
参考:どこよりもWiFiと、同等スペックのモバイルWiFiサービス料金比較
どこよりもWiFi | どんなときもWiFi | 限界突破WiFi | Mugen WiFi | |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 事務手数料3,000円 | 事務手数料3,000円 | 0円 |
事務手数料3,000円 +初期設定費用3,000円 |
月額料金 | 3,280円 |
24ヶ月目まで3,480円(初月日割り) 25ヶ月目以降3,980円 |
3,500円(初月日割り) |
アドバンスプラン:3,880円(初月0円) 格安プラン:3,280円(初月0円) |
上記一覧表で紹介しているサービス「どんなときもWiFi」「限界突破WiFi」「Mugen WiFi」はそれぞれどこよりもWiFi同様に国内・海外でも利用でき、かつ月額料金の安いモバイルWiFiサービスです。
これらサービスにおいて、どこでもWiFiの月額料金が特に安くなっているのが確認できます。
Mugen WiFiの「格安プラン」はどこでもWiFi同様に月額3,280円の料金設定になっていますが、こちらは契約期間は「2年間」です。
両者のサービス比較においては、「どこでもWiFiとMugen WiFiとの比較」にて詳しくお伝えしますので、併せてご覧ください。
1年契約が可能
どこよりもWiFiのメリットとしてもう一つ挙げられるのが、「1年契約が可能」であることです。
他の同等の性能を持つモバイルWiFiサービス(クラウドSIMによる国内・海外利用可、トリプルキャリア)では、多くが契約期間を2年と設定しており(または1カ月レンタル)で、契約期間を「1年」で設定しているサービスはどこよりもWiFiをおいて他にはありません。
モバイルWiFiサービスの契約見直しを1年ごとの短スパンでできるのは、利用者にとって嬉しいポイントです。
どこよりもWiFiのデメリット
続いては、どこよりもWiFiのデメリットについても見ていきましょう。
どこよりもWiFi利用の際に注意しておきたいデメリットは、以下の4点です。
- 実際のデータ容量は300GBまで
- 通信速度は速くはない
- ウェブサイトで申し込みが完結しない
- サイト上の説明が少ない
どこよりもWiFiがあなたにとっておすすめのモバイルWiFiサービスかどうかを判断するうえでも、しっかりチェックしていきまよう。
実際のデータ容量は300GBまで
公式サイト上で「無制限でWiFi使い放題!」と謳ってはいるものの、どこよりもWiFiが1ヶ月内で実際に利用できるインターネット通信量は300GBまでで、それを超えて利用した場合月内の残り期間は通信速度384Kbpsの速度制限が発生します。
公式サイト上の補足コメント抜粋
※1国内外の通信会社では、ネットワーク品質の維持および公正な電波利用の観点から、著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、該当のお客様へに対し、通信速度を概ね384Kbpsに制限する場合があります。また、違法ダウンロードなどの、不正利用の疑いがある場合、ご利用停止を行う場合があります。
つまり、どこよりもWiFiは完全無制限でインターネットを利用できるわけではなく「月内300GBまで」の制限があるということですね。
一方で、通信量300GBといえば相応のデータ量になりますので、「これくらいあれば大丈夫」という方は特に問題にならないでしょう(人気の高いモバイルWiFiサービスの「WiMAX」においては「3日間で10GBまで」の制限がありますが、どこよりもWiFiの制限はWiMAXより大分余裕があります)。
ただし、インターネットの利用用途において、高画質動画の視聴やビジネス上での大容量データのやりとりなどがあるという方は、300GBの容量を超えることがないか、事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
通信速度は速くはない
冒頭でもお伝えした通り、どこよりもWiFiの通信速度は「下り最大150Mbps、上り最大50Mbps」です。
こちらは、他のクラウドSIM・トリプルキャリアのモバイルWiFiサービスとも同等の通信速度になりますが、WiMAXをはじめとした他の速度重視のモバイルWiFiサービスと比較すると、かなり見劣りする速度です。
どこよりもWiFiの「下り最大150Mbps」という速度は、Webサイトの閲覧やYoutub動画や音楽のストリーミング視聴といった通常のインターネット利用では問題なく利用できますが、以下のような用途ではやや表示・再生がコマ送りのようになったり途絶えたりすることもあるでしょう。
- 高画質動画の視聴
- 動画つきのテレビ会議
- FPS等のオンラインゲーム
上記のような用途でのインターネット利用も検討されている方は、どこよりWiFiよりも光回線等の固定回線や、WiMAXなどの通信速度の速いポケットWi-Fiサービスを利用されることをおすすめします。
ウェブサイトで申し込みが完結しない
そのほかどこよりもWiFiのデメリットで挙げられるのが、現在において「申し込みの際、ウェブサイトからの連絡先の登録後に、折り返し電話で申し込みが完了する」ことです。つまり、申し込みに幾分手間と時間が発生してしまう、ということですね。
一方、その他のモバイルWiFiサービスにおいてはほとんどがウェブサイトの登録完了と同時に申し込みが完了します。
どこでもWiFiは、サイト上の説明が少ない!
そのほか個人的に少し気になっているのが、どこでもWiFiの公式サイトにおいて「説明があまりにも少ない」ということです。
例えば、サービスサイトによくあるような「よくあるご質問」コーナーもありませんし、海外利用の説明についても具体的にどの国・地域でどこでもWiFiが利用できるかについての記載もありません。
利用規約を確認したい場合は運営会社Wiz公式サイトの「どこよりもWiFi」ページから「資料ダウンロード」で確認することができますが、あくまで規約に関する内容がメインとなっており、確認できる情報はあまりおおくありません。
ただし、どこでもWiFiでは電話窓口を用意しておりますので、契約前の不明点があった場合は電話窓口を利用されると良いでしょう。
当サイトでもサービスの性能・仕組み等の確認に何度か問い合わせましたが、電話は繋がりやすかったです。
どこでもWiFiの問い合わせ窓口
株式会社Wiz 代表窓口 03-6386-5023
平日9:00〜18:00 ※土, 日, 祝, 年末年始除く
どこでもWiFiとMugen WiFiとの比較
ここまで、どこでもWiFiの特徴、メリット・デメリットについてお伝えしました。
いくつかのデメリットを確認しつつも、どこでもWiFiの「月額料金の安さ」および「契約期間1年間の短さ」に魅力を感じた方は、更に検討を進めてみても良いかもしれませんね。
検討を進める際に、(先にも紹介ました)どこでもWiFiと同スペックでかつ月額料金も同等の安さである「Mugen WiFi」と比較しておくと、より後悔のない選択に繋げられるでしょう。
参考:どこよりもWiFiとMugen WiFiのスペック及び料金比較
どこよりもWiFi | Mugen WiFi(格安プラン) | |
---|---|---|
データ量 | 300GB | 無制限 |
通信速度 | 下り最大150Mbps、上り最大50Mbps | |
端末 | U2s | |
契約期間 | 1年 | 2年(2年経過後は自動更新なし) |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 |
月額料金 | 3,280円 | 3,280円 |
解約違約金 | 9,500円 | 0ヶ月目:0円 1〜12ヶ月目9,000円 13〜24ヶ月目5,000円 25ヶ月目〜0円 |
端末補償 | 月額400円 | 月額500円 |
キャンセル期間 | 8日間 | 30日間 |
上記比較表で注目しておきたいのが、以下の4点です。
- 月間データ量の違い:どこよりもWiFi 300GB、Mugen WiFi 無制限
- 契約期間の違い:どこよりもWiFi 1年間、Mugen WiFi 2年間
- 解約違約金の違い:どこよりもWiFi 9,500円、Mugen WiFi 0ヶ月目 0円・1〜12ヶ月目9,000円・13〜24ヶ月目5,000円・25ヶ月目〜0円
- キャンセル期間の違い:どこよりもWiFi 8日間、Mugen WiFi 30日間
これら4点の違いを踏まえたうえで、どこよりもWiFiとMugen WiFiどちらがよりご自身にとっておすすめか、判断をされると良いでしょう。
具体的な判断ポイントを、以下に2点お伝えします。
「1年契約」で「月間300GBで問題ない」方はどこよりもWiFiがおすすめ
繰り返しになりますが、契約期間を「1年間」にできるのが、どこよりもWiFiの大きなアドバンテージです。
ただし、どこよりもWiFiは月間のインターネット通信量300GBの制限がありますので、この制限が気にならず、かつ契約期間1年間のメリットを享受したいという方はMugen WiFiよりもどこよりもWiFiがおすすめになるでしょう。
「2年」以上利用する方はMugen WiFiがおすすめ
一方で、モバイルWiFiを2年以上利用する予定のある方は、月内のインターネット通信量の制限が無く、かつ契約期間の2年を経過すると解約違約金がかからなくなるMugen WiFiが圧倒的におすすめになります。
2年経過後はいつ解約しても解約違約金が発生しなくなりますので解約リスクはほぼゼロになりますし、更にMugen WiFiには「キャンセル期間30日間」というサポートも付いています。
まとめ)「海外でも利用できるクラウドWiFiを1年単位で利用したい」という方には、どこよりもWiFiがおすすめ
ここまでの内容を、ざっとまとめておきましょう。
どこよりもWiFiの特徴
- クラウドSIMによるトリプルキャリア回線(ドコモ、au、ソフトバンク)で、海外利用も可能
- 月額料金は、3,280円
- 月内のインターネット通信を大容量で行える
どこよりもWiFiのメリット
- 料金が安い(同タイプのモバイルWiFiサービスで、最安値)
- 1年契約が可能
どこよりもWiFiのデメリット
- 実際のデータ容量は300GBまで
- 通信速度は速くはない
- ウェブサイトで申し込みが完結しない
- サイト上の説明が少ない
どこよりもWiFiの最たる特徴は、「月額料金の安さ」「月内300GBまでの大容量利用可」、そして「契約期間1年間」の3点にあります。
一方で、「完全無制限ではない」「通信速度は150Mbpsまで(それほど早くない)」といったデメリットもありますので、それらを踏まえて契約の判断を進めるべきでしょう。
皆様のこれからの快適なインターネットライフを実現していく際に、この記事が少しでもお役立てできることを、心より願っています!
11月のおすすめモバイルWi-FIサービス
サービス名/プロバイダ・キャンペーン・プラン | 回線 | 契約年数 | 月額料金 | ||
---|---|---|---|---|---|
BBN Wi-Fi | トリプル キャリア |
2年 | 3,250円/月 | 公式サイト | |
ギガWi-Fi (U2sプラン) |
トリプル キャリア |
3年 | 3,250円/月 | 公式サイト | |
WiMAX (GMOとくとくBB 月額値引き) |
WiMAX2+ | 3年 | 3,344円/月 (1〜2ヶ月目2,590円、 25ヶ月目〜4,263円) |
公式サイト |